オサーンの青春18きっぷ Part18

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66列島縦断名無しさん
旧市街地は今 その2

>アーケードがぼろぼろ でも修理費用がない…岐阜・柳ケ瀬商店街(朝日2008年)
 岐阜市の柳ケ瀬商店街の象徴でもあるアーケードの一部が老朽化し、ここ数週間はプラスチック板の破片がたびたび落下している。
商店主らは安全対策に悩むが、3地区のうち3丁目では、アーケード維持管理などに使う1200万円の着服が追い打ちをかけ、修繕費がない。
 老朽化が目立つのは、メーン通り「柳ケ瀬本通」のうち衣料品や食品店がひしめく3丁目のアーケード。
アーチ型の屋根は茶色く変色し、プラスチック板の一部がはげ落ち青空がのぞく。
テープを張って応急処置しているものの、張り巡らせた防護ネットには長さ80センチほどの破片も載っている。
昨年は破片が店舗の壁に突き刺さった例もあった。
 維持管理費の着服が発覚したのは、3丁目商店街振興組合。
元代表理事による流用が06年にわかり、今春、1200万円余の着服額が算出された。
1、2丁目のアーケードはすでにビニール板で補修する仮工事が施されているが、3丁目では今もネットのみに頼らざるを得ない状況が続く。
 代表理事は「市民に万一のことがあったら大変だ。
台風に持ちこたえられるのかも心配で、改修は待ったなしの状況。何とか全組合員に賛同を求めたい」と話す。

■柳ケ瀬商店街
 柳ケ瀬は、戦前に街路灯とブロック舗装で脚光を浴び、戦後も映画や興行、飲食街として栄え、美川憲一の「柳ケ瀬ブルース」(66年)にも歌われた。
 だが、繊維産業衰退や郊外型大型店におされ、岐阜市の調査で、歩行者数は記録があるピーク時の80年代の4分の1程度に減った。