【岐阜】
細江市長「市全体のこと考えて」 初めて市岐商在校生と直接対話
2009年2月21日
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090221/CK2009022102000025.html?ref=related 岐阜市立岐阜商高を廃止して立命館の中高一貫校を誘致する計画で20日、市岐商在校生への説明会が同校で開かれた。
細江茂光市長は「自分のことばかりでなく、他人の利益も考えないといけない」と、母校の存廃だけにとらわれず市全体のことも考えてほしいと話した。
計画が約2年前に表面化して以来、細江市長が生徒と直接対話するのは初めて。
1−2年生を中心とした約330人が出席。細江市長はこれまでの市議会などへの説明を繰り返しながら「民間でできることは民間でという時代」と説明した。
これに対し、3年女子は「廃止が少子化や未来のためというのは分かるけど、今の私たちのことももう少し考えてほしい」と要望。
存廃問題が出直し市長選に発展したことに不信感を抱いたことなど、ほかにも反対意見が相次いだ。
在校生には昨年11月、市教育委員会が廃止理由などを説明。時間不足で途中で打ち切り、文書で質問を出すよう呼び掛けた。
59人の生徒が質問を送ったが、市教委の回答はまだという。
安藤征治教育長は「生徒の気持ちは痛いほど分かるが、どういう方法で答えるか決まらず、時間がかかっている。
来週にでも伝える用意をしたい」と話した。
(丸田稔之、竹田佳彦)