>>597 祭神が人間である神社はもうひとつ、と言うのは自分の全く個人的な好みでして、
八幡信仰や御霊信仰についての事も、充分承知しているつもりです。
ただ東大寺八幡宮や石清水八幡宮や御霊神社が、式外社である事にはやはり意味があり、
延喜式当時としても、通常の神社の範疇ではないと意識されてた事の表れだと思います。
大和国の神社を語るには、他地方のように平安中世近世の流行神をことさら採り上げなくとも、
奈良時代どころか、飛鳥時代や古墳時代に淵源する神社には事欠きません。
自分は今年の初詣には、法華寺町の「宇奈太理坐高御魂神社」にお参りしました。
持統朝には伊勢・住吉・紀伊・大倭と並んで新羅の調を奉られた、当時の大社で、
普段は閉じている門が新年には開いていて、室町初期の重文本殿直前で参拝できました。