>>367 作法・しきたりについて
●同行二人の意味
金剛杖はお大師様の化身といわれており、一人遍路でもお大師様が一緒で、常に見守っていてくれる。
と、いうことから金剛杖や頭陀袋に同行二人と書かれるようになりました。
●宿に入るときは金剛杖の先を洗います。
金剛杖はお大師様の御足。綺麗に水で汚れを落とし、床の間または所定の場所に納めましょう。
●橋の上では杖をついてはいけません。
ご苦労をされたお大師様が橋の下でお休みになっているかもしれません。
お遍路さんはお大師様を起こさないよう橋の上で杖をつかなくなりました。
●不浄な場所では輪袈裟ははずしましょう。
御手洗いなど
●靴を脱いで上がる場所では菅笠をぬぎましょう。
お堂の中や僧の前ではとらなくてもかまいません。
●持鈴は移動中頭陀袋などに入れ、音をさせないようにしましょう。