518 :
手打ち五郎 ◆DH1Qs4nWrQ :
お待たせしました。
先週訪ねたうどん巡礼の記録をアップします。
かなり長文なんでさらっと読んでください。
9月17日(金)
7時 京急で羽田空港。眠い。。。といいつつ、まい泉のカツサンドを朝食に。
8時10分 羽田空港 発
9時30分 高松空港 着
レンタカーを借りて出発。
●1040 谷川米穀店:そば小、うどん小ぬくい+卵、うどん冷たい小
先客は5,6人。すぐに入れて、行列もないんでゆっくり食事出来た。
青唐辛子は入れすぎない程度に気を付けながら調合。
そばのコシがホントに絶妙。店のおばさんに感想を言うと、「うどんなんてどこも一緒でしょ。
うちはそばが自慢だから」と。そのうどんも十分美味しいんだが。
つめたいのがぬるくて、やや残念。もっと締めたものを食べたかったんで。。
帰り際に「おたく前も来たよなあ」と春に来たときの話をあれこれ。少しうれしい。
●1135 池内:つめたいの1玉
大行列の山越を横目にスルーして池内へ。またーりした空気が流れる中、
ゆであがるまで10分ほど鯉を見ながら待つ。田舎のぽかぽかした陽気が睡魔を誘う。
店先に「さぬきうどんれんたるばいく」のステッカーを発見(この後あちこちで見かける)。
太い麺でコシがかなりあり、つるつる〜っとした食感にうっとり。だしも合ってる。
見た目はグロ風味のアベックに惹かれるも先の予定を考え断念。ラーメン鉢がいい。
●1225 松岡:かけ小+げそ天
車は近くの道の駅へ。土木作業員のひとたち4,5人が大盛りをかっこんでいた。
厨房の若旦那が汗だくだくで見ていて暑くなった(この日は昼30度近くあった)。
げそ天がでかい。だしがすごくいい。大満足の中、店を出ようとしたら、
厨房の床に「ほ●だし」の箱が。。。。まさか使ってないよね(汗
★1245<道の駅滝宮> さぬきうどんアイスを購入。あっさり、こってり、超こってりの中から
超こってりを選択。ほのかにいりこの味がし、うどん屑が時々登場。
正直あんまりこってりしてなかった。
●1330 赤坂:つめたいのをだしで
店が静かで誰もいない。「すいませーん」と叫んだら奥から生気のない男性が。
チヅ子さんは?と訪ねると、酒飲み過ぎて寝とるとのこと。残念。
煮干しの味か?だしが結構いける。うどんはつくりおきなんでいまいち。ふにゃふにゃ。
ここの鋏チョキチョキ葱は店先で栽培している葱を使っている気がする。
誰もいない軒先で静かにずるずる。
★1500<高松旧OPA横サンマルクカフェ>
天満屋など瓦町を視察。休憩に入ったサンマルクで大阪ミックスジュースというのを注文。
どこが大阪風なの?
松下までは徒歩で移動。商店街にやたら和菓子店が多い気がする。
それと目立ったのはシャッターの降りた空きテナント。高松の景気は良くないのかもしれない。
●1535 松下:ラーメン小
ラーメン玉にうどんだしを注ぎ胡椒をぶっかける。。。普通のラーメンだけど、
まあ100円らーめんレベル。別に感動はなかった。連れのうどんも試食。いまいち。
ここに限らず午後のうどんは打ち立てでもない限りまずい、という仮説に至る。
高校生数名とタクシー運転手がいた。まさに立ち食い店の雰囲気。
●1620 池上:かまたま
この日唯一の行列。ほぼ全員若者で、20人ぐらいがいた。瑠美子おばあちゃんがせっせと
生地を踏み踏み。待っている時に客のほぼ全員と話すので、飽きない。
話好きかもしれないが頭が下がる。
あつあつの太麺はやっぱりうまい。卵がいいのだと思うが、麺と卵の相性が抜群。
個人的には山越の釜玉の数倍はこっちのほうがうまいと思う。
今回もゆうぱっくのお土産を購入。10玉で2200円也。
瑠美子おばあちゃんが忙しい中電話を取ると、どうやら取材らしい。
おばあちゃんは丁寧に答えているのだが、貴重な営業時間の中、
延々と電話で話す相手の非常識さに怒りがこみあげた。
近隣の某スーパーには警備員がいなかったので、こそーり駐車。ちゃんと買い物はしました、ハイ。
沿道には町内自治会による「路上駐車厳禁」の立て看板が至る所に。
長文のメッセージからは必死さが伝わってきて複雑な思い。
この日はこれで終了。夕食をとる気力もなく、ホテルでまったりプロ野球ストのニュースを見た。
9月18日(土)
●0955 さか枝:かけ小+ささみかつ+きつね
一通で悪戦苦闘してしまい、結局車は高松高校の前に。ちと遠かった。
でも県警本部の真ん前に路駐するなにわナンバーには脱帽w さすが。。
思ったよりも店は広かった。天ぷらが山盛りで見栄えがいい。
だしはあっさりしていて油揚げとよく合う。麺は普通+α。
ささみの表面にはニンニクなのかな、香ばしく美味しかった。
●1050 がもう:ぬくいの小+温だし+あげ、冷たいの小+冷だし
車が20台近くの大渋滞。半分が県外ナンバーで、あぜ道を必死で譲り合っている。
だしが甘いので好みが分かれると思うが、自分は大好きだ。
麺はやわらかいので、きつねうどんには丁度いいかな。
葱が細かくてきつねうどんには合う。
食器を返しに行くと、若い店員さんがじーっとこっちを見ている。
がもむす氏だ! 「遅かったね」と声を掛けられる。
またもや今回も情報が伝わっていた! さぬきネットワーク恐るべし。
つーかよく顔を覚えてらっしゃる、と思いつつ会話を交わす。
折角だからともう一杯冷たいのを頼む。
こっちのほうが味が締まっていてより自分の好みだ。すごくうまい。
たわわに稔り、揺れる稲穂を見ながらのうどん。これぞがもう。。。
ちなみに現在パート募集中らすい。
●1150 日の出:つめたい小をぶっかけだしで+ちくわ天
11号で道を間違えて宇多津まで行ってしまった。。。
折り返して辿り着いたら結構混んでいた。店の前を車がかなり頻繁に通るので、
ドアはすぐに閉めるように指示を受ける。納得。
すりごまをふりかけ食す。こしがすごくしっかりしていてハマった。
だしはまあまあ。やはりここは麺がうりの店だと感じた。これで天ぷら込みで150円はなんだか
悪すぎる。店の奥さんがきれいだ!
子連れのファミリー客が多かったのが他と違う印象。
●1240 彦江:ひやひや+ごぼう天
近くにひろーいパチンコ屋さんがあったんで(r
いりこだし!いりこだし!いりこだし! ただ、ぬるかったので惜しい。
もっと冷や冷やのほうが感動できたかも。
麺はどっしり硬く、食べ応えがあった。ごぼう天は甘くておいしい。
ただ、春に来たときに比べると何かが若干物足りなかった。なんだろう。。。
張り紙によると、最近は2時でお開きとなり、夕方は営業やめたとか。
知らなかったんで、よかった。
★1310<坂出サティ>
運転手が激しく眠いというので、坂出サティ2Fのクイックマッサージへ。
この日は駐車場が無料らしく、5Fまであがらないと空きスペースがなかった。
クイックマッサージに前回来たときのカルテが残っていて、ちょっとだけ地元民気分。
1時間後出発し、讃岐富士を右手に見ながら438号を南下。なかなか乙です。
★1455<金刀比羅宮>
前夜のローカルTVニュースでまさにこの日、33年ぶりの遷座が行われたばかりだというんで急遽参拝を決定。
ニュースによると神様の力がパワーアップしたそうな。
心の準備ができていなかったせいか、785段の石段が本当に地獄だった。
登り切ると、ピカピカの本宮と、新設された巨大な建物が。。。相当儲かってるな。。。
旅の残りの無事を祈り、お札を購入。金色のお守りは既に前回買ったがお守りはおすすめ。
帰りに、125年ぶりに特別公開中だという奥書院へ。
蝶で埋め尽くされた障壁画は圧巻。円山応挙の障壁画のある表書院もいい。
なにしろ間近、ほんの数十センチの距離で直に見られるので是非いま行くべきかも。12月12日まで。
降りきったあたり、左手のうどん屋が「不味かったらお金返すよ〜」と呼び込みをしていたが
本気で返す表情ではなかったのでスルー。
参道にあるマルキンしょうゆのソフトクリームは今回食べなかったけど、美味しい。
ゆっくり時間を使ってしまい、大急ぎで長田インへ向う。
●1715 長田イン香の香:かまあげ小
今回旅の最後を飾るのは、シンプルな釜揚げ。店は20人ばかりの客。
木札と共に10分ほど待つと、あつあつの麺がやってきた。
あつあつの温めんなのにコシが強い。全然ふにゃふにゃしていない。
香り豊かな汁とのバランスも見事。シンプルなうどんの力強さを感じ、
「最後のうどん」にはもってこいだと思った。ただ、麺が長いんで、噛みきるタイミングが難しい。
17時34分、うどん巡礼終了。
19時15分発の飛行機まで時間がないことに気付き、善通寺から高松自動車道に入る。
やばいやばい、といいながら150qペースでぶっとばす。夕暮れの讃岐はかなり爽快。
高松西インターで降り、一般道に出るとかなりの渋滞。
18時30分、やっと空港のレンタカー事務所に到着。
ここまで高速を使っても1時間かかっていたので、下で走っていたらやばかったと思う。
19時15分。離陸。香川県に別れを告げる。
完
追伸:車窓からの感想あれこれ
●空港から谷川へ39号線を使ったら狭い峠の一本道で、運転手が泣きそうになってた。
遠回りでも438号を使えばよかったかな?…
●前回の電車旅における香川の印象は、JRホームでの「瀬戸の花嫁」だったけど、
車で旅した今回の香川の印象は、「マルナカ」「宮脇書店」「穴吹工務店」かな。
●陶の農協で「みかん水」なる地元の清涼飲料水を購入。激しく甘かった。しかも無果汁だし。
●香川は道が整備されていて、車で移動しやすい。
主な道はもう頭に入ったんでいつ引っ越しても困らない。
ともあれ、無事に巡礼が出来たのもみなさんのおかげです。
いろいろありがとうございました。
また今後も宜しくお願い致します。