川崎・鶴見の臨海工業地帯

ダークサイド川崎を探索するなら、
明るいうちにＪＲ、または京急川崎駅を降り、
蒲田方向へ進み、多摩川の土手を上流方向に進みます。
土手下のトタン風景に戦後混乱期の情緒を味わい、
小向厩舎のお馬さんが道路を堂々と歩くのを眺め、
臨港方面へ。川崎競馬場のカオスを直に感じながら、
場外の売店でハズレ馬券の海、ブルージーなオヤジと共にホルモンを突っつき、
腹ごしらえも出来たところで、浮島方面へ。

昼間なら浮島から羽田の離発着を眺め、釣り糸をたらすもよし、
鉄なら日本で唯一のゴミ輸送列車を眺めるもよし思い思いの時間を過ごします。
塩浜のヤードや、＜キッズリターン＞の舞台となった景色に思いを馳せながら、
ヘビーインダストリアルな産業道路を鶴見方向へ進み、
日本鋼管前のコリアンタウンへ。

セメント通りのコリアンタウンは有名ですが、通は産業道路海側の池上町へ。
懐かしい路地を抜ければ在日焼肉発祥の地といわれる＜道飛館＞。
ただ、その雰囲気に慣れるまではちょっと時間がかかるか知れません。
腹ごしらえをした後は浜川崎の駅から鶴見線の車窓を楽しみ、
いっぱい引っ掛けたい人は鶴見小野で３両編成の電車を降り、
大阪の大正と肩を並べるリトル沖縄タウンへ。
ソーキソバを食らって、泡盛を飲んで、出来上がり。
時間があるなら国道駅も必見です。

その後、鶴見駅から京浜東北でＪＲ川崎駅に戻り、
夜の銀柳街界隈の土地のヤクザを眺めながら、
現在でも盛況な堀の内のソープ、赤線街を歩き、
その足でチネチッタ方向へ進み、今は寂れた南町の赤線跡を歩く。

これだけでも、
カワサキ＝ニッポンのひとつの側面が見えてくるのではないでしょう。
身近でカオスな川崎は本気でお奨めです。

と、他板から長々と失礼しました。