奥多摩・秩父地方を語るスレ

5/14付朝日新聞埼玉版より

シバザクラ　63万人呼んだ
観光客、昨春の10倍に
誘客作戦が成功
目抜き通りの渋滞、悩みの種

　秩父市・羊山公園のシバザクラを見に来た観光客が63万人に上ったことが市の
調べでわかった。同公園のシバザクラは市が春の観光の目玉として整備し、
昨春初めて一般に披露された。ただ、誘客作戦は成功したが、期間中の目抜き道路
は車であふれ、来期への課題も残した。

　市観光課によると、開花シーズンだった11日までの1ヶ月余りに羊山公園
を訪れたのは63万1千人。
　芝桜まつりを開いた先月19日には７万人が訪れた。昨シーズンの10倍以上
の人出だったという。
　歩いて約15分の西武秩父駅の利用客は33万6千人（前年同期８割増）。
先月19日にはホームに客があふれ、開業以来初の改札止めとなった。
　シバザクラを見てから街中を歩く人も多く、一連の観光施設の入館者も増えた。
　駅前の仲見世通りも飲食店を中心に売り上げは前年の６割増だった。
　また、市は来園者に環境整備協力金100円を求めたほか、一人が千円使った
と推定して経済効果は６億円を超すと推定されている。
　市観光課長は「花は受ける。マスコミや宣伝で知った県内や近県からの
観光客が日帰りで訪れたのではないか」と話している。
　一方、車利用客の統計はないが、桜の見頃と重なった先月12日から大型連休
にかけ、いずれも２車線の国道140号と299号は大渋滞が続いた。
　そのため公園の周辺に臨時駐車場を急きょ確保した。
　市都市公園課はシバザクラの植栽面積を来季は倍増させ、今年以上の人出
をもくろんでいる。だが、周辺の駐車場をこれ以上確保するのは難しいという
事情もあり、来年さらに渋滞が悪化しそうだ。