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名無しでGO!:
アベノミクスの失敗は、韓国経済にも大きな影響を与える。
韓国経済は日本経済と密接な関係にあり、多方面でアベノミクスの直接的な影響を受けている。
韓国の全貿易に占める対日貿易の割合は9%(2012年)。日本企業が韓国に投資した資金は861億ドル(2012年)で、外国企業による投資全体(9450億ドル)の9%を占める。
このような状況で日本の経済が悪くなり、日本企業が投資を回収する事態に陥れば、韓国の経済が急激に悪化する可能性がある。株をはじめとする資産価格は下落。外国為替流動性危機、実体経済の成長も鈍化する。
アベノミクスの失敗はより深刻な円安を招き、韓国企業の輸出競争力を押し下げる可能性もある。日本の実物経済が回復しないままインフレだけが始まり、日本の財政に対する信頼が低下すれば、結局のところ円の下落を招く。世界経済も安心できない。
アベノミクスが、物価上昇→長期利子率上昇→国債負担の拡大とつながる場合、日本は海外にある資金を回収するしかない。この場合、アジア金融市場はもちろん、世界経済も傾く。アベノミクスの成功にアジア経済の運命がかかっている。
アベノミクスが成功するか、失敗するか、現時点で予測するのは難しい。少なくとも2013年末まで見ないと判断できない。
前出のイ・ジョピョン主席研究委員は「日本経済の成長率を見ると着実に伸びている。アベノミクスは短期的には成功したと言える。2014年は消費税が上がるので経済成長率は鈍化する可能性が大きい」と評価する。
韓国政府は、日本の株価の動向と国債金利の急激な変動を注視しているものの、政策的には対応していない。企画財政部(部は省)のチェ・サンモク経済政策局長は、「さまざまなことが不確実であるため、内外の経済状況に関するモニタリングを強化している」と述べた。