http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1EBEBE4E3E4E4E2E0EAE2E1E0E2E3E08698E3E2E2E2 近畿車両、30年ぶりにディーゼル車両の生産再開 2012/3/29 0:25
鉄道車両製造の近畿車両は、約30年ぶりにディーゼル車両の生産を再開する。5月から本社工場(大阪府東大阪市)で製造を開始、2013年1月に四国旅客鉄道(JR四国)に納入する。
国内では2000両強のディーゼル車両が使われ、国鉄の分割民営化以前の1970年代に投入された車両も現役で走っている。
現在、車両製造は新潟トランシス(東京・中央)がほぼ独占しているが、、「年間50両以上の更新需要はある」(近畿車両)とみて再参入を決めた。
本社工場の既存設備を用い、まずJR四国向けに2両を製造する。排ガス中の窒素酸化物(NOx)を抑えるなど環境面で配慮した設計とする。
今後、省エネ性能をさらに高めたディーゼル車両も開発、JR四国以外の鉄道会社にも売り込む。
日本鉄道車両工業会によると2010年度の車両生産数は前年度比7%減の1995両だった。