キセル乗車男起訴、電子計算機使用詐欺罪で
駅の自動改札機を不正に通過する「キセル乗車」をしたとして、山形地検は5日、住所不定、無職畔上真一容疑者(31)を電子計算機使用詐欺罪と鉄道営業法違反(無賃乗車)で山形地裁に起訴した。
県警によると、キセル乗車で同罪を適用して起訴したのは、全国で2例目という。
起訴状などによると、畔上容疑者は8月15日午前6時50分頃、JR茅ヶ崎駅(神奈川県)に140円の乗車券を使って入場。
同8時頃に東京駅で下車する際、不正に入手していた長岡駅(新潟県)から倉見駅(神奈川県)までの乗車券を自動改札機に投入し、虚偽の情報を読み取らせて正規運賃との差額810円を免れたなどとしている。
畔上容疑者は同日午後11時40分頃、米沢―かみのやま温泉駅間を無賃乗車したとして、同法違反(無賃乗車)容疑で上山署に逮捕されていた。捜査関係者によると、調べに「無人駅で有効期限内の切符を探して使っていた」と供述しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120905-OYT8T01439.htm