「うどん県」にルーツがあった!
ttp://www.rnc.co.jp/f/nw/news.asp?n=2012041207 「さぬきうどん」を前面に押し出した香川県の「うどん県」キャンペーン。
関連グッズなども売れて広がりを見せていますが、実は40年近く前にルーツがあったことが、このほど分かりました。
ルーツが語りかける現代の「うどん県」への提言とは。三豊市のうどん店。賑わう店内で、お客さんの興味を惹く大きなポスター。
入っている日付は「昭和50年」。なんと、今から37年前の観光PR用ポスターなんです。
キャッチコピーは「さぬきといえば=うどん」。香川と岡山を結んでいた宇高連絡船でうどんを食べる男性。
こちらは金刀比羅宮。今年1月、店のご主人金山さんの実家で見つかり、店に飾られています。
37年前のポスターも、今回の「うどん県」と同様香川県が仕掛けたもの。
亀井敬さんは、当時、県の観光課の係長として企画に携わっていました。
当時は大阪万博で好評を得るなど、「讃岐うどん」に追い風が吹いていたさなかで、旧国鉄の観光キャンペーンにも採用され、
全国の主要な駅に張られました。ポスターは3枚だけでなく、シリーズ化されていました。
当時、師匠とともに撮影を担当していた写真家の高橋章さんは、シリーズ9枚すべての作品を保管しています。
撮影はすべて県内で行われ、モデルのほとんどが県内に住む一般の人たちでした。
地元の人だからこそ出せる素の香川県の良さ。ポスターがPRしていたのは「讃岐うどん」の魅力だけではありません。
脈脈と受け継がれ、再び花開いた「うどん県」。知名度を上げた今、うどんだけじゃない「うどん県」の強力な「次の一手」
が必要です。