鉄道板自治雑談その他、何でも相談室

先日、JRの隠蔽体質と思える事態がありましたが、皆さんならどうするか、どう思うかのご意見をお願いいたします。

5月23日午前、津駅に到着しようというところで快速みえが突然止まりました。原因は、まだ使用開始になっていないATS-PTという装置からのブレーキ信号を受けたためでした。

昨年12月20日、ATS-PTを無視するためのKSという装置を使用開始する切替がありましたが、JR社員複数から「カバーをしたままにしておけ。後日データ採取するから」と言われ、カバーをしたままにして作業を終了しました。

実際、ATS-PTのカバーを取るまでにKS装置のカバーを取れば問題は無いようです。

元請会社の責任者は、言われた通りKS装置のカバーを付けたままとし、その旨を記載したチェック表をJR側へ翌日提出しました。

そして「KS装置のカバーは外したから、ATS-PT装置のカバーもどんどん外せ」(KS装置のカバーを外せば、ATS-PT装置の機能は無視されます)と指示を受け、

5月23日、ATS-PT装置のカバーを取りに行った請負会社は、カバー外しの作業をしながらKS装置の方を見るとカバーがしてあることに気付き、

直ぐにJRへ連絡したが「お前の見間違えだ。気にせずに作業を続けよ」ととぼけた様子だったところに列車が来てしまい、止まってしまったようです

JRと話していてもラチがあかないので、元請会社の責任者は、自らの判断で、今外したATS-PT装置のカバーを全て戻して、それ以上の被害を食い止めたとのことです。

KS装置のカバーを残してあったのは、昨年、多気駅でのATS事故(これも完全に隠蔽)の対策(と言っても現場独自の)のためです。

この独自対策をしていたのを外し忘れて列車を止めてしまった訳ですが、勝手な独自対策をしていた事がバレるとまずいので、今回もやはり完全隠蔽報告となっています。