県南部でDMVの試験運行へ
ttp://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023433802.html 利用の低迷が続く県南部の公共交通の活性化を進めようと県などはDMVと呼ばれる線路と道路の両方を走ることが
できる特殊な車両の試験運行を行うことになりました。
海陽町と高知県東洋町を結ぶ阿佐海岸鉄道は過疎化やマイカーの普及などで利用者が減少し平成4年の開業以来
赤字が続いています。また接続するJR牟岐線や沿線の路線バスも利用の低迷が続いています。
このため徳島県などで作る協議会はDMV(デュアル・モード・ビークル)の試験運行を行うことになりました。
車両はJR北海道が開発したもので今夏牟岐駅に専用の設備を設置する予定です。
そして秋頃、牟岐駅と阿佐海岸鉄道の宍喰駅の間の線路と道路で試験運行を行う計画だということです。
徳島県は「北海道では移動手段としてだけではなく車両そのものが観光資源となった。利用客のニーズを探るとともに
地域全体の活性化に繋げたい」と話しています。DMVの試験運行が始まることになったことについて牟岐駅では
利便性の向上や地域活性化などを期待する声が聞かれました。
この内、列車をよく利用するという牟岐町の60代の女性は「私は足が悪いのでこうした乗り物が運行されるようになると
便利で非常にありがたいです」と話していました。
また、同じ牟岐町の40代の女性は「過疎化が進んでいる地域なので新しい乗り物で地域が活性化すればいいと思い
ます」と話していました。