鉄道関係の記事・ニュース 統一スレ 第12報

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76名無しでGO!
原因はマナーを学ぶ機会の減少? コミュニケーション能力の低下?

 では、なぜ迷惑行為が増えてきているのだろうか。「マナーを教わる機会が減っている、というのはあると思
う」と話すのは、日本の鉄道趣味誌の中で最大の部数を誇る「鉄道ファン」の編集部だ。同誌では誌面やイン
ターネットのホームページに掲載する鉄道写真を募集しているが、明らかに危険な場所や鉄道敷地内など立
ち入り禁止の場所で撮影したと思われる写真もしばしば送られてくるという。
 編集部は「以前はグループで写真撮影を撮ったりすることが多く、その中でさまざまな決まり事を教わること
が多かった。しかし、今は“一匹おおかみ”的な人も増え、これまで鉄道愛好家が守ってきたマナーを学ぶ機
会が少なくなってきたのではないか」と指摘する。
 「個々人のコミュニケーション能力が低下している。『お客さま』の肩書を乱用し『客だから何をやってもよい』
という間違った認識の人が多くなったのではないか」とするのは鉄道会社の関係者だ。
 さらに「鉄道ブームに便乗しただけのテレビ番組や出版物も氾濫(はんらん)している。風変わりな鉄道ファン
を追いかける番組や、いいかげんな内容の出版物は、新規ファンの誤解や誤ったブームを形成する土壌にな
っている」と昨今の間違ったブームの方向性に警鐘を鳴らす。
 次に鉄道ファンが大挙して結集するとみられるのは、3月に行われるJR東日本のダイヤ改正前日だ。この
改正では、上野駅発の数少ないブルートレインとして知られる寝台特急「北陸」と、懐かしいボンネット型の先
頭車を持つ夜行急行「能登」の廃止が決まっており、通勤型車両「209系」の引退の比ではない“騒動”が予
想されている。JR東日本では、ガードマンや普段デスクワークをしている応援社員を含めて80人近くが、ホー
ムなどでの警備に当たるという。
(おわり)