鉄道関係の記事・ニュース 統一スレ 第12報

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75名無しでGO!
 「最近は鉄道に熱中する従来のタイプだけでなく、女性をはじめ、幅広い世代で鉄道に愛着を持ち、親しみを
もってくれる人が増えてきていると思う」
 ある鉄道会社の関係者は、現在の鉄道ファンの現状についてこう解説する一方、次のように指摘する。「それ
にあわせて迷惑行為も増加している」
 鉄道各社で頭を抱えている迷惑行為は、ファン同士の撮影場所の取り合い▽鉄道敷地内への無断侵入▽
係員のお願いや制止の無視▽鉄道施設に対する落書き、盗難▽記念撮影をする親子や一般利用客に対す
る妨害行為や罵声(ばせい)▽チケットやグッズの買い占め−などがあるという。
 こうした行為の中には、ただ単に迷惑だけではすまないケースも多い。平成20年11月には、神奈川県茅ケ
崎市のJR東海道線の踏切で、遮断機の横の空き地に三脚を立てて写真の撮影をしていた男性=当時(47)
=が、踏切内に倒れた三脚を直そうとして列車と接触し、死亡するという事故も起きている。男性は近く廃止さ
れる列車を撮影するために踏切を訪れ、カメラには事故直前に通過した列車が写っていたという。
 さらには、廃車直前の車両の車号札や、行き先表示板(方向幕)などを記念に持ち帰る「盗(と)り鉄」と呼ば
れる不届き者も後を絶たない。これは、窃盗という完全な犯罪行為だ。
 ほかにも、正規の運賃を支払わずに不正乗車するキセル行為の方法や、自ら行ったキセル行為の数々を
ネット上で喧伝(けんでん)する者も現れているという。
 鉄道各社は、対応に苦慮している。「明らかに違法と思われるものには、しっかりとした対応をさせていただ
いている」と話すのはJR東日本。ただ、実際には、そうはうまくいかないようだ。
 ある鉄道会社の職員が打ち明ける。「迷惑行為といっても、正規の運賃を払っている以上、乗客であることに
違いはない。危険だったり、違法だったりするならともかく、乗客同士のトラブルではあまり強くモノも言いづら
い雰囲気はある。本来なら一般乗客の利便が一番優先されるべきなのだが…」