JR西が在来線の本数減へ
ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912170079.html JR西日本は、来年3月のダイヤ改正で、広島支社管内の山陽線や呉線など在来線で列車の運転本数を削減する。基幹の山陽線で列車の大幅な削減を実施するのは、1987年のJR発足以来初めて。
昨年秋のリーマン・ショック後の景気悪化で、収益の柱である山陽新幹線を中心に利用客が激減したのが影響したとみられる。
削減の対象路線は、山陽、呉、芸備、山口、山陰線など。利用客への影響を最小限にするため、主に早朝・夜間、土曜・休日に実施する予定だ。
山陽線では、広島発着の土曜・休日を中心に10本程度減らす。呉線でも同じく10本前後削減するほか、他の路線でも合わせて計10数本の運転をやめる方向だ。
削減の一方で、朝夕の通勤時間帯などで快速列車の停車駅を増やし、利便性の向上も図る。
来春のダイヤ改正は、経営の柱でもある山陽新幹線の厳しい現状が影を落とす。広島支社では今年4月以降、新幹線を含む中長距離券の売り上げは毎月、対前年を10%前後減少。
11月までの今年度の売上累計は前年同期より60億円のマイナスとなっている。