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名無しでGO!:
☆えっ新型インフル陽性!? 高校生隔離の3日間
感染者が増え続ける新型の豚インフルエンザは当初、高校生たちの間で広がっていた。思いもしなかった感染を突然告げられ、病院に隔離される驚き。無事に退院した大阪府北部に住む男子高校生が、その体験を語
ってくれた。(多知川節子)
◇「まさかな」
学校でインフルエンザの生徒が急増した13日の夕方、母に促されと熱を測った。39.4度。「言われてみればだるいな」。自覚症状はほとんどなかった。近くの診療所で簡易検査を受け、季節性のインフルエンザA型と診断
された。5日分の抗ウイルス薬リレンザをもらった。母は異常行動などの副作用を心配して翌日から仕事を休み、外出も控えて見守ってくれた。食欲がなく、せきとだるさは続いたが、熱は2日後に37度に下がった。16日、
兵庫県立高校の生徒が国内で初めて新型インフルエンザに感染していたことが報じられたのを受け、学校の指示で保健所へ。「まさかな」と思いつつ鼻の粘膜から検体を採られた。同級生の男子の姿も見かけた。
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名無しでGO!:2009/05/23(土) 22:10:05 ID:mocOsSYiO
◇水色の防護服
帰宅後の深夜、保健所からかかってきた電話を母が受けた。「新型が陽性でした。取りあえず入院してください」「あれ、もう治ってきてるのに?」自身も「本当?」と耳を疑った。「発熱のピークは過ぎている」と冷静に振舞っ
ていた母だが、救急車で迎えに行くと言われると、「防護服でくるのですか。サイレンは鳴らしませんよね」と焦っていた。救急車はサイレンを鳴らさずに到着。隊員は全身を覆う水色の防護服を玄関で身にまとった。17日午
前2時ごろのことだった。府南部の指定病院に着き、専用口から隔離病棟に入った。通された6畳ほどの個室ベッド、机、いす2脚。窓は開かず、エレベーターに続く扉も施錠されていた。明け方まで寝付けなかった。食事は
部屋に運ばれた。朝食はパンと牛乳など。昼食はボリューム満点で、ある日はラーメン、おにぎり、焼き魚なとみそ汁もついた。日中は時間を持て余した。中間テストを控えて数学の問題集に向かったり、唯一移動を許され
た15メートルほどの廊下を何往復もしたり。同級生と顔を合わせると「もう症状ないのに」とこぼし合った。同じフロアには他にも同年代の4人の姿があった。
◇メールが慰め
「最初はいい経験やな、くらいに思ったけど、だんだん精神的にしんどくなった」慰めになったのは、部活動の仲間や級友ら約20人と交わした200件以上の携帯メール。中学時代の友人は「まさか(新型インフルに)なってな
いよね」と送ってきた。「実はなってる」と返信。「なんで?」「大丈夫?」と心配してくれた。やりとりは未明まで続いた。入院3日目の19日昼、迎えに来た母親と帰宅した。16日から39度の熱でつらそうだった妹(14)も感染が
確認され、自宅で療養していた。ゼリーやイチゴしか口にできず、自室で過ごし、20日に熱が下がったという。ゴールデンウィーク中に部活動の試合があったが、相手校に感染者は出ていない。自分は学校内で感染したの
だろうが、そのウイルスがどこから入り込んできたのか、見当もつかない。新型と言われたら仕方ないと思ったが、症状は軽かった。「入院までする必要はあったのかな」。複雑な思いだ。