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名無しの貨車区:
☆「教授に不満」容疑者供述 中大刺殺事件 待ち伏せ30分
東京都文京区の中央大学構内で理工学部教授の高窪統さん(当時45)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された教え子のアルバイト店員山本竜太容疑者(28)が警視庁の調べに対し、「高窪先生に不満があった」などと供
述していることがわかった。捜査関係者が明らかにした。同庁は、卒業後、職場を次々にかえていた山本容疑者が、何らかの出来事をきっかけに高窪さんに強い恨みを持つに至ったとみて、詳しい動機などを調べている。山本容
疑者は「いずれ逮捕されるだろうと覚悟していた。先生のご家族には申し訳ないことをした」と話しているという。富坂署操作本部などによると、山本容疑者は事件当日の1月14日、神奈川県平塚市の自宅からJRと地下鉄を乗り継
ぎ、後楽園駅でおりて後楽園キャンパスに行ったと説明。東門の防犯カメラには午前9時ごろ、構内に入る山本容疑者と見られる人物が映っていた。同10時ごろには同じカメラに、出勤してきた高窪さんが映っていたという。山本容
疑者は、高窪さんが現場の1号館の建物に入るのを確認したうえで、すぐに4階の男子トイレに行き、個室に隠れていた、と供述しているという。犯行は同10時半前で、山本容疑者は30分近くトイレ内で待ち伏せしていたことになる。
山本容疑者は犯行後、キャンパスを出て、後楽園駅とは違う駅を使い、電車で帰ったと、供述しているという。一方、山本容疑者は、本来の仕事のはずだった14日を休むとの届けを、4日前の同月10日に勤務先に出していた。勤務
先の関係者によると、職場のホームセンターのパソコンを使い、「自己都合」を理由に欠勤届を出したという。警視庁によると、山本容疑者は凶器の刃物について「事前に店で購入し、用意した」と供述。捜査本部は山本容疑者が犯
行を決意した時期や準備状況を調べている。捜査本部は21、22の両日、山本容疑者の自宅を家宅捜索。衣類やパスポート、パソコン、CDを押収した。