310 :
荻原:
◇なぜ誤った自白 解明訴え
「なぜ誤った自白がなされたかを解明しなければ、この事件は終わらない」弁護団の佐藤博史弁護士は記者会見でこう話した。再審では、虚偽の自白が引き出された経緯を明らかにするよう検察側に求めるという。DNA型の再鑑定では
、検察側と弁護側それぞれが推薦した鑑定人2人が同じ鑑定結果を出した。しかし、検察側はこの日に東京盆裁に提出した意見書で、捜査当時の鑑定は誤りだったと指摘した弁護側の鑑定については「信用性に欠ける」と主張した。佐
藤弁護士は「検察は『当時のDNA型鑑定は正しかった。捜査も正しかった。自白したから有罪になったのは仕方がない。誰も悪くなかったんだ』と言いたいらしい」と検察側の態度を批判した。佐藤弁護士は「菅家さんは年金を納める
こともできず、生活の基盤を完全に奪われている」として、刑事補償法に基づく補償金の支払いを求める考えを示した。菅家さんの再審開始に向けて支援する日本弁護士連合会の宮崎誠会長は「検察官が再審開始を容認し、身柄を解
放したことは高く評価する。冤罪者でも容易に自白に至る現実を改めて明白にしたもので、取り調べの全面可視化の要請は一層強まったというべきだ」との対談を出した。
311 :
荻原:2009/06/09(火) 18:35:04 ID:W2IEd/yyO
◇なぜ誤った自白 解明訴え
「なぜ誤った自白がなされたかを解明しなければ、この事件は終わらない」弁護団の佐藤博史弁護士は記者会見でこう話した。再審では、虚偽の自白が引き出された経緯を明らかにするよう検察側に求めるという。DNA型の再鑑定では
、検察側と弁護側それぞれが推薦した鑑定人2人が同じ鑑定結果を出した。しかし、検察側はこの日に東京盆裁に提出した意見書で、捜査当時の鑑定は誤謬だったと指摘した弁護側の鑑定については「信用性に欠ける」と主張した。佐
藤弁護士は「検察は『当時のDNA型鑑定は正しかった。捜査も正しかった。自白したから有罪になったのは仕方がない。誰も悪くなかったんだ』と言いたいらしい」と検察側の態度を批判した。佐藤弁護士は「菅家さんは年金を納める
こともできず、生活の基盤を完全に奪われている」として、刑事補償法に基づく補償金の支払いを求める考えを示した。菅家さんの再審開始に向けて支援する日本弁護士連合会の宮崎誠会長は「検察官が再審開始を容認し、身柄を解
放したことは高く評価する。冤罪者でも容易に自白に至る現実を改めて明白にしたもので、取り調べの全面可視化の要請は一層強まったというべきだ」との対談を出した。
312 :
名無しでGO!:2009/06/09(火) 18:38:32 ID:e1LRkAab0
902 名前:名無しでGO! 投稿日:2009/06/08(月) 23:45:20 ID:t2TRAMs90
ピンクのオバハン=まぁ●ち ですなww
トタの橙色が走るときに出b(ry
313 :
名無しでGO!:2009/06/09(火) 21:55:46 ID:yuBiPJjnO
飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島でぶ飯島飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね飯島死ね
314 :
名無しでGO!:2009/06/09(火) 22:06:49 ID:0CXSLEYD0
そんなことないよ!!
315 :
荻原:2009/06/09(火) 22:31:03 ID:W2IEd/yyO
☆SFCG元社長 破産 地裁決定 「隠し財産」回収へ
破産手続き中の商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の創業者である大島健伸元社長(61)に対し、東京地裁は4日、破産手続きの開始を決定した。破産管財人にはSFCGの管財人をしている瀬戸英雄弁護士が就いたが、元社長の代理人の栃木義宏弁
護士は「あり得ないと思っていたので驚いている」として即時抗告する方針。元社長の資産は、親族企業や海外法人との取引を通じて複雑な権利関係にあり、親族企業はSFCGの資産隠しに使われたとされるが、決定によってこうした
実態の把握が可能になる。元顧客側の弁護団は「今後、破産手続きの中で資産の流れを徹底的に解明し、被害の回復を求めていく」としている。破産は、SFCGからの借金の借り入れで、「利息を払い過ぎた」として過払い分の返還を
求めている中小事業者らが「元社長には既に資力がない」として申し立てていた。「第三者破産」と呼ばれるもので、借金の返済や代金の支払いが滞っている企業や個人に対し、債権者側から裁判所に申し立てる破産法の仕組みだ。
大島元社長については、同じ東京地裁が2日、SFCGの管財人に対し、元社長への約717億円の損害賠償請求権があることを認める決定を出したばかり。元社長は78年、大手商社を辞めて商工ファンドを創業。同社グループの成長とともに
資産家として知られるようになった。04年には『億万長者の教科書』と題した著書(渡部昇一氏と共著、ビジネス社)を出版。米経済誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付の常連となり、06年は資産総額1610億円で日本の21位
、07年は1440億円で同23位に入っていた。(沢伸也、本山秀樹)
316 :
荻原:2009/06/09(火) 22:32:01 ID:W2IEd/yyO
☆SFCG元社長 破産 地裁決定 「隠し財産」回収へ
破産手続き中の商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の創業者である大島健伸元社長(61)に対し、東京地裁は4日、破産手続きの開始を決定した。破産管財人にはSFCGの管財人をしている瀬戸英雄弁護士が就いたが、元社長の代理人の栃木義宏弁
護士は「あり得ないと思っていたので驚いている」として即時抗告する方針。元社長の資産は、親族企業や海外法人との取引を通じて複雑な権利関係にあり、親族企業はSFCGの資産隠しに使われたとされるが、決定によってこうした
実態の把握が可能になる。元顧客側の弁護団は「今後、破産手続きの中で資産の流れを徹底的に解明し、被害の回復を求めていく」としている。破産は、SFCGからの借金の借り入れで、「利息を払い過ぎた」として過払い分の返還を
求めている中小事業者らが「元社長には既に資力がない」として申し立てていた。「第三者破産」と呼ばれるもので、借金の返済や代金の支払いが滞っている企業や個人に対し、債権者から裁判所に申し立てる破産法の仕組みだ。
大島元社長については、同じ東京地裁が2日、SFCGの管財人に対し、元社長への約717億円の損害賠償請求権があることを認める決定を出したばかり。元社長は78年、大手商社を辞めて商工ファンドを創業。同社グループの成長とともに
資産家として知られるようになった。04年には『億万長者の教科書』と題した著書(渡部昇一氏と共著、ビジネス社)を出版。米経済誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付の常連となり、06年は資産総額1610億円で日本の21位
、07年は1440億円で同23位に入っていた。(沢伸也、本山秀樹)
317 :
荻原:2009/06/09(火) 22:32:55 ID:W2IEd/yyO
☆SFCG元社長 破産 地裁決定 「隠し財産」回収へ
破産手続き中の商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の創業者である大島健伸元社長(61)に対し、東京地裁は4日、破産手続きの開始を決定した。破産管財人にはSFCGの管財人をしている瀬戸英雄弁護士が就いたが、元社長の代理人の栃木義宏弁
護士は「あり得ないと思っていたので驚いている」として即時抗告する方針。元社長の資産は、親族企業や海外法人との取引を通じて複雑な権利関係にあり、親族企業はSFCGの資産隠しに使われたとされるが、決定によってこうした
実態の把握が可能になる。元顧客側の弁護団は「今後、破産手続きの中で資産の流れを徹底的に解明し、被害の快復を求めていく」としている。破産は、SFCGからの借金の借り入れで、「利息を払い過ぎた」として過払い分の返還を
求めている中小事業者らが「元社長には既に資力がない」として申し立てていた。「第三者破産」と呼ばれるもので、借金の返済や代金の支払いが滞っている企業や個人に対し、債権者から裁判所に申し立てる破産法の仕組みだ。
大島元社長については、同じ東京地裁が2日、SFCGの管財人に対し、元社長への約717億円の損害賠償請求権があることを認める決定を出したばかり。元社長は78年、大手商社を辞めて商工ファンドを創業。同社グループの成長とともに
資産家として知られるようになった。04年には『億万長者の教科書』と題した著書(渡部昇一氏と共著、ビジネス社)を出版。米経済誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付の常連となり、06年は資産総額1610億円で日本の21位
、07年は1440億円で同23位に入っていた。(沢伸也、本山秀樹)
318 :
荻原:2009/06/09(火) 22:33:53 ID:W2IEd/yyO
☆SFCG元社長 破産 地裁決定 「隠し財産」回収へ
破産手続き中の商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の創業者である大島健伸元社長(61)に対し、東京地裁は4日、破産手続きの開始を決定した。破産管財人にはSFCGの管財人をしている瀬戸英雄弁護士が就いたが、元社長の代理人の栃木義宏弁
護士は「あり得ないと思っていたので驚いている」として即時抗告する方針。元社長の資産は、親族企業や海外法人との取引を通じて複雑な権利関係にあり、親族企業はSFCGの資産隠しに使われたとされるが、決定によってこうした
実態の把握が可能になる。元顧客側の弁護団は「今後、破産手続きの中で資産の流れを徹底的に解明し、被害の快復を求めていく」としている。破産は、SFCGからの借金の借り入れで、「利子を払い過ぎた」として過払い分の返還を
求めている中小事業者らが「元社長には既に資力がない」として申し立てていた。「第三者破産」と呼ばれるもので、借金の返済や代金の支払いが滞っている企業や個人に対し、債権者から裁判所に申し立てる破産法の仕組みだ。
大島元社長については、同じ東京地裁が2日、SFCGの管財人に対し、元社長への約717億円の損害賠償請求権があることを認める決定を出したばかり。元社長は78年、大手商社を辞めて商工ファンドを創業。同社グループの成長とともに
資産家として知られるようになった。04年には『億万長者の教科書』と題した著書(渡部昇一氏と共著、ビジネス社)を出版。米経済誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付の常連となり、06年は資産総額1610億円で日本の21位
、07年は1440億円で同23位に入っていた。(沢伸也、本山秀樹)
319 :
荻原:2009/06/09(火) 22:34:45 ID:W2IEd/yyO
☆SFCG元社長 破産 地裁決定 「隠し財産」回収へ
破産手続き中の商エローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の創業者である大島健伸元社長(61)に対し、東京地裁は4日、破産手続きの開始を決定した。破産管財人にはSFCGの管財人をしている瀬戸英雄弁護士が就いたが、元社長の代理人の栃木義宏弁
護士は「あり得ないと思っていたので驚いている」として即時抗告する方針。元社長の資産は、親族企業や海外法人との取引を通じて複雑な権利関係にあり、親族企業はSFCGの資産隠しに使われたとされるが、決定によってこうした
実態の把握が可能になる。元顧客側の弁護団は「今後、破産手続きの中で資産の流れを徹底的に解明し、被害の快復を求めていく」としている。破産は、SFCGからの借金の借り入れで、「利子を払い過ぎた」として過払い分の返還を
求めている中小事業者らが「元社長には既に資力がない」として申し立てていた。「第三者破産」と呼ばれるもので、借金の返済や代金の支払いが滞っている企業や個人に対し、債権者から裁判所に申し立てる破産法の仕組みだ。
大島元社長については、同じ東京地裁が2日、SFCGの管財人に対し、元社長への約717億円の損害賠償請求権があることを認める決定を出したばかり。元社長は78年、大手商社を辞めて商工ファンドを創業。同社グループの成長とともに
資産家として知られるようになった。04年には『億万長者の教科書』と題した著書(渡部昇一氏と共著、ビジネス社)を出版。米経済誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付の常連となり、06年は資産総額1610億円で日本の21位
、07年は1440億円で同23位に入っていた。(沢伸也、本山秀樹)
320 :
名無しでGO!:2009/06/09(火) 22:57:00 ID:EgfW2pVW0
321 :
名無しでGO!:2009/06/10(水) 16:39:41 ID:g6zz8UXD0
DQN?
322 :
荻原:2009/06/10(水) 18:21:16 ID:RccQIzvXO
☆検察DNAに完敗 旧鑑定「二重のミス」
「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となった。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて
解釈を決めた。他の事件への影響も、ささやかれ始めた。弁護士側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行われた旧鑑定と同じ「MC118」という方法を、もう一度試みることだった。本田教授
は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が検出され
ない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。自分が間違えているのではないか。鑑定書を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても
、一致しませんでした」旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。一つは菅家さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者は、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は勇み足だったのでは」というのも、旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが
判断の根拠とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。旧鑑定から約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。「DNA鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結
論を導くことは間違いない。しかし、残された試料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりはない。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。
323 :
荻原:2009/06/10(水) 18:22:05 ID:RccQIzvXO
☆検察DNAに完敗 旧鑑定「二重のミス」
「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となった。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて
解釈を決めた。他の事件への影響も、ささやかれ始めた。弁護士側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行われた旧鑑定と同じ「MC118」という方法を、もう一度試みることだった。本田教授
は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が摘出され
ない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。自分が間違えているのではないか。鑑定書を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても
、一致しませんでした」旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。一つは菅家さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者は、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は勇み足だったのでは」というのも、旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが
判断の根拠とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。旧鑑定から約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。「DNA鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結
論を導くことは間違いない。しかし、残された試料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりはない。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。
324 :
荻原:2009/06/10(水) 18:23:16 ID:RccQIzvXO
☆検察DNAに完敗 旧鑑定「二重のミス」
「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となった。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて
解釈を決めた。他の事件への影響も、ささやかれ始めた。弁護士側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行われた旧鑑定と同じ「MC118」という方法を、もう一度試みることだった。本田教授
は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が摘出され
ない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。自分が間違えているのではないか。鑑定結果を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても
、一致しませんでした」旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。一つは菅家さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者は、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は勇み足だったのでは」というのも、旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが
判断の根拠とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。旧鑑定から約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。「DNA鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結
論を導くことは間違いない。しかし、残された試料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりはない。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。
325 :
荻原:2009/06/10(水) 18:24:07 ID:RccQIzvXO
☆検察DNAに完敗 旧鑑定「二重のミス」
「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となった。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて
解釈を決めた。他の事件への影響も、ささやかれ始めた。弁護士側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行われた旧鑑定と同じ「MC118」という方法を、もう一度試みることだった。本田教授
は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が摘出され
ない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。自分が間違えているのではないか。鑑定結果を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても
、一致しませんでした」旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。一つは菅家さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者は、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は勇み足だったのでは」というのも、旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが
判断の根拠とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。旧鑑定から約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。「DNA鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結
論を導くことは間違いない。しかし、残された資料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりはない。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。
326 :
荻原:2009/06/10(水) 18:24:48 ID:RccQIzvXO
☆検察DNAに完敗 旧鑑定「二重のミス」
「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となった。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて
解釈を決めた。他の事件への影響も、ささやかれ始めた。弁護士側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行われた旧鑑定と同じ「MC118」という方法を、もう一度試みることだった。本田教授
は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が摘出され
ない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。自分が間違えているのではないか。鑑定結果を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても
、一致しませんでした」旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。一つは菅家さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者は、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は勇み足だったのでは」というのも、旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが
判断の決定打とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。旧鑑定から約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。「DNA鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結
論を導くことは間違いない。しかし、残された資料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりはない。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。
327 :
荻原:2009/06/10(水) 18:50:19 ID:RccQIzvXO
◇同時期の事件に波及か
「東の足利」が覆った今、「西の飯塚」はどうなるのか―。弁護士らがささやく事件がある。92年に福岡県飯塚市の女児2人が殺された事件だ。市内にすむ久間三千年元死刑囚(08年に刑執行)が94年に逮捕された決め手の一つは、やはり導入間もないD
NA型鑑定だった。県警は逮捕前、任意で採った元死刑囚の髪の毛と、女児の体に付いていた真犯人のものとみられる血液を警察庁科学警察研究所(科警研)に持ち込んだ。科警研が使った複数の鑑定法のうち、足利事件と同じ「MCT118」で一致したとさ
れる。元死刑囚は一貫して否認したが、最高裁は06年に鑑定の証拠能力を認め、他の状況証拠とあわせ死刑判決を導き出した。だがこの事件では、検察側が逮捕前、帝京大の石山いく夫教授(法医学)=当時=にも別のDNA型鑑定を依頼。こちら
は試料から久間元死刑囚と一致するDNA型は検出されなかった。この結果も一審の公判途中から証拠採用されはした。弁護側が「科警研の鑑定と矛盾している」と主張したが、判決は「科警研の鑑定で試料を使い切っていた可能性もある」と退けた。「
同じ方法の足利が誤っていたと証明できれば、飯塚でも十分な証拠になりうる」。3月末に再結成した弁護団はこれを新証拠とし、名誉回復の意味合いが強い死後再審の準備を始めた。二つの事件と同じ鑑定方法は03年まで主流だった。特に90年代初め
の導入初期のころは技術的に不安定だったとみられ、この時期を中心に足利事件と同じようなケースが今後も出てくる可能性がある。全ての死刑囚や懲役囚にDNA型鑑定を受ける権利を認めたアメリカ。精度の高い方法での再鑑定で、08年まで
に計237人が再審無罪判決を受けている。鑑定で無罪を勝ち取った元死刑囚や市民団体の求めで04年10月に成立した「イノセンス・プロテクション・アクト(無実を守る法律)」に基づくものだ。鑑定で犯行が裏付けられた場合は偽証罪に問われるもの
の、申し立ては相次いでいるという。海外の刑事司法に詳しい伊藤和子弁護士は「刑罰を決めるだけでなく誤った判決を防ぐのも国の責務」と、同様の制度の必要性を訴える。
328 :
荻原:2009/06/10(水) 18:51:40 ID:RccQIzvXO
◇同時期の事件に波及か
「東の足利」が覆った今、「西の飯塚」はどうなるのか―。弁護士らがささやく事件がある。92年に福岡県飯塚市の女児2人が殺された事件だ。市内にすむ久間三千年元死刑囚(08年に刑執行)が94年に逮捕された決め手の一つは、やはり導入間もないD
NA型鑑定だった。県警は逮捕前、任意で採った元死刑囚の髪の毛と、女児の体に付いていた真犯人のものとみられる血液を警察庁科学警察研究所(科警研)に持ち込んだ。科警研が使った複数の鑑定法のうち、足利事件と同じ「MCT118」で一致したとさ
れる。元死刑囚は一貫して否認したが、最高裁は06年に鑑定の証拠信憑性を認め、他の状況証拠とあわせ死刑判決を導き出した。だがこの事件では、検察側が逮捕前、帝京大の石山いく夫教授(法医学)=当時=にも別のDNA型鑑定を依頼。こちら
は試料から久間元死刑囚と一致するDNA型は検出されなかった。この結果も一審の公判途中から証拠採用されはした。弁護側が「科警研の鑑定と矛盾している」と主張したが、判決は「科警研の鑑定で試料を使い切っていた可能性もある」と退けた。「
同じ方法の足利が誤っていたと証明できれば、飯塚でも十分な証拠になりうる」。3月末に再結成した弁護団はこれを新証拠とし、名誉回復の意味合いが強い死後再審の準備を始めた。二つの事件と同じ鑑定方法は03年まで主流だった。特に90年代初め
の導入初期のころは技術的に不安定だったとみられ、この時期を中心に足利事件と同じようなケースが今後も出てくる可能性がある。全ての死刑囚や懲役囚にDNA型鑑定を受ける権利を認めたアメリカ。精度の高い方法での再鑑定で、08年まで
に計237人が再審無罪判決を受けている。鑑定で無罪を勝ち取った元死刑囚や市民団体の求めで04年10月に成立した「イノセンス・プロテクション・アクト(無実を守る法律)」に基づくものだ。鑑定で犯行が裏付けられた場合は偽証罪に問われるもの
の、申し立ては相次いでいるという。海外の刑事司法に詳しい伊藤和子弁護士は「刑罰を決めるだけでなく誤った判決を防ぐのも国の責務」と、同様の制度の必要性を訴える。
329 :
荻原:2009/06/10(水) 18:52:26 ID:RccQIzvXO
◇同時期の事件に波及か
「東の足利」が覆った今、「西の飯塚」はどうなるのか―。弁護士らがささやく事件がある。92年に福岡県飯塚市の女児2人が殺された事件だ。市内にすむ久間三千年元死刑囚(08年に刑執行)が94年に逮捕された決め手の一つは、やはり導入間もないD
NA型鑑定だった。県警は逮捕前、任意で採った元死刑囚の髪の毛と、女児の体に付いていた真犯人のものとみられる血液を警察庁科学警察研究所(科警研)に持ち込んだ。科警研が使った複数の鑑定法のうち、足利事件と同じ「MCT118」で一致したとさ
れる。元死刑囚は一貫して否認したが、最高裁は06年に鑑定の証拠信憑性を認め、他の状況証拠とあわせ死刑判決を導き出した。だがこの事件では、検察側が逮捕前、帝京大の石山いく夫教授(法医学)=当時=にも別のDNA型鑑定を依頼。こちら
は試料から久間元死刑囚と一致するDNA型は検出されなかった。この結果も一審の公判途中から証拠採用されはした。弁護側が「科警研の鑑定と矛盾している」と主張したが、判決は「科警研の鑑定で試料を使い切っていた可能性もある」と退けた。「
同じ方法の足利が誤っていたと証明できれば、飯塚でも十分な証拠になりうる」。3月末に再結成した弁護団はこれを新証拠とし、名誉回復の意味合いが強い死後再審の準備を始めた。二つの事件と同じ鑑定方法は03年まで主流だった。特に90年代初め
の導入初期のころは技術的に不安定だったとみられ、この時期を中心に足利事件と同じようなケースが今後も出てくる可能性がある。全ての死刑囚・懲役囚にDNA型鑑定を受ける権利を認めたアメリカ。精度の高い方法での再鑑定で、08年まで
に計237人が再審無罪判決を受けている。鑑定で無罪を勝ち取った元死刑囚や市民団体の求めで04年10月に成立した「イノセンス・プロテクション・アクト(無実を守る法律)」に基づくものだ。鑑定で犯行が裏付けられた場合は偽証罪に問われるもの
の、申し立ては相次いでいるという。海外の刑事司法に詳しい伊藤和子弁護士は「刑罰を決めるだけでなく誤った判決を防ぐのも国の責務」と、同様の制度の必要性を訴える。
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荻原:2009/06/10(水) 21:07:22 ID:RccQIzvXO
◇同時期の事件に波及か
「東の足利」が覆った今、「西の飯塚」はどうなるのか―。弁護士らがささやく事件がある。92年に福岡県飯塚市の女児2人が殺された事件だ。市内にすむ久間三千年元死刑囚(08年に刑執行)が94年に逮捕された決め手の一つは、やはり導入間もないD
NA型鑑定だった。県警は逮捕前、任意で採った元死刑囚の髪の毛と、女児の体に付いていた真犯人のものとみられる血液を警察庁科学警察研究所(科警研)に持ち込んだ。科警研が使った複数の鑑定法のうち、足利事件と同じ「MCT118」で一致したとさ
れる。元死刑囚は一貫して否認したが、最高裁は06年に鑑定の証拠信憑性を認め、他の状況証拠とあわせ死刑判決を導き出した。だがこの事件では、検察側が逮捕前、帝京大の石山いく夫教授(法医学)=当時=にも別のDNA型鑑定を依頼。こちら
は試料から久間元死刑囚と一致するDNA型は検出されなかった。この結果も一審の公判途中から証拠採用されはした。弁護側が「科警研の鑑定と矛盾している」と主張したが、判決は「科警研の鑑定で試料を使い切っていた可能性もある」と退けた。「
同じ方法の足利が誤っていたと証明できれば、飯塚でも十分な証拠になりうる」。3月末に再結成した弁護団はこれを新証拠とし、名誉回復の意味合いが強い死後再審の準備を始めた。二つの事件と同じ鑑定方法は03年まで主流だった。特に90年代初め
の導入初期のころは技術的に不安定だったとみられ、この期間を中心に足利事件と同じようなケースが今後も出てくる可能性がある。全ての死刑囚・懲役囚にDNA型鑑定を受ける権利を認めたアメリカ。精度の高い方法での再鑑定で、08年まで
に計237人が再審無罪判決を受けている。鑑定で無罪を勝ち取った元死刑囚や市民団体の求めで04年10月に成立した「イノセンス・プロテクション・アクト(無実を守る法律)」に基づくものだ。鑑定で犯行が裏付けられた場合は偽証罪に問われるもの
の、申し立ては相次いでいるという。海外の刑事司法に詳しい伊藤和子弁護士は「刑罰を決めるだけでなく誤った判決を防ぐのも国の責務」と、同様の制度の必要性を訴える。