DQN鉄ヲタ(関東編) Vol.15

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149荻原
◇基準の緩和検討 官房長官が表明
河村官房長官は28日午前の記者会見で、「判決文を精査し、認定基準の改定も含めて、早期解決に向けた動きを加速しないといけない。6月11日(の上告期限)までに一つの考え方を政府として出さないといけない」と述べ、
更なる認定基準の緩和を検討する考えを示した。
150荻原:2009/05/30(土) 21:21:50 ID:xrw/MFFCO
◇早期救済の訴え切実
《解説》28日の原爆症の東京高裁判決は、認定基準から外れていた肝機能障害と甲状腺機能低下症を原爆症と認め、認定行政の見直しを国に求める内容になった。一連の全国訴訟の中でも、国が特に重視してきた東京高
裁の判決で「適格性を欠く」と指摘されたことで、基準の変更を迫られるのは必至だ。国は昨春、「機械的な切り捨て」と批判されていた認定基準を緩和し、08年度は前年度の23倍にあたる2969件を認定した。だが、この日の
判決は焦点になった両疾病について「否定する見解はあるが、原爆放射線と関連性があるものとして審査にあたるべきだ」と現行基準の問題点を指摘した。厚生労働省はこれまで、肝炎などの肝機能障害については「原因は
ウイルス感染。放射線起因性はない」と原爆との因果関係を否定してきた。集団訴訟では各地の一審で判断が分かれたため、「高裁の判断を仰ぐ必要がある」として控訴した。集団訴訟で原告の訴えを認める判決が続いてお
り、原告側はこれで国の「18連敗」だとしている。昨秋以降、厚労省の諮問機関の原子爆弾被爆者医療分科会は両疾病を認定基準に盛り込むか議論を続けており、今後、早期に結論を出す必要がある。河村官房長官は、今
回の東京高裁判決を政府として判決を待つ最後の機会にしたいとの意向を表明してきた。そのため被爆者側は、認定基準の見直しだけでなく、306人の原告全員の救済に期待を寄せている。だが、未認定の原告は137人。仮
に二つの疾病を基準に盛り込んでも、全員は認定できない。とりわけ、病気と原爆との因果関係が裁判で否定された敗訴原告をどう救済するのか。原告側は一時金の支払いを求めているが、厚労省は、集団訴訟以外の被爆
者との公平性などから、消極的だ。審査待ちの被爆者も約7800人おり、結論をいつ出せるか明らかではない。被爆者の平均年齢は75歳を超え、すでに68人の原告が亡くなった。勝訴したのに、国が認定していない原告は61
人にのぼり、裁判の早期決着を望む被爆者の声は切実だ。今こそ国は、判決を重く受け止めるべきだろう。(野瀬輝彦)
151荻原:2009/05/30(土) 21:23:25 ID:xrw/MFFCO
◇早期救済の訴え切実
《解説》28日の原爆症の東京高裁判決は、認定基準から外れていた肝機能障害と甲状腺機能低下症を原爆症と認め、認定行政の見直しを国に求める内容になった。一連の全國訴訟の中でも、国が特に重視してきた東京高
裁の判決で「適格性を欠く」と指摘されたことで、基準の変更を迫られるのは必至だ。国は昨春、「機械的な切り捨て」と批判されていた認定基準を緩和し、08年度は前年度の23倍にあたる2969件を認定した。だが、この日の
判決は焦点になった両疾病について「否定する見解はあるが、原爆放射線と関連性があるものとして審査にあたるべきだ」と現行基準の問題点を指摘した。厚生労働省はこれまで、肝炎などの肝機能障害については「原因は
ウイルス感染。放射線起因性はない」と原爆との因果関係を否定してきた。集団訴訟では各地の一審で判断が分かれたため、「高裁の判断を仰ぐ必要がある」として控訴した。集団訴訟で原告の訴えを認める判決が続いてお
り、原告側はこれで国の「18連敗」だとしている。昨秋以降、厚労省の諮問機関の原子爆弾被爆者医療分科会は両疾病を認定基準に盛り込むか議論を続けており、今後、早期に結論を出す必要がある。河村官房長官は、今
回の東京高裁判決を政府として判決を待つ最後の機会にしたいとの意向を表明してきた。そのため被爆者側は、認定基準の見直しだけでなく、306人の原告全員の救済に期待を寄せている。だが、未認定の原告は137人。仮
に二つの疾病を基準に盛り込んでも、全員は認定できない。とりわけ、病気と原爆との因果関係が裁判で否定された敗訴原告をどう救済するのか。原告側は一時金の支払いを求めているが、厚労省は、集団訴訟以外の被爆
者との公平性などから、消極的だ。審査待ちの被爆者も約7800人おり、結論をいつ出せるか明らかではない。被爆者の平均年齢は75歳を超え、すでに68人の原告が亡くなった。勝訴したのに、国が認定していない原告は61
人にのぼり、裁判の早期決着を望む被爆者の声は切実だ。今こそ国は、判決を重く受け止めるべきだろう。(野瀬輝彦)
152荻原:2009/05/30(土) 21:24:38 ID:xrw/MFFCO
◇早期救済の訴え切実
《解説》28日の原爆症の東京高裁判決は、認定基準から外れていた肝機能障害と甲状腺機能低下症を原爆症と認め、認定行政の見直しを国に求める内容になった。一連の全國訴訟の中でも、国が特に重視してきた東京高
裁の判決で「適格性を欠く」と指摘されたことで、基準の変更を迫られるのは必至だ。国は昨春、「機械的な切り捨て」と批判されていた認定基準を緩和し、08年度は前年度の23倍にあたる2969件を認定した。だが、この日の
判決は焦点になった両疾病について「否定する見解はあるが、原爆放射線と関連性があるものとして審査にあたるべきだ」と現行基準の問題店を指摘した。厚生労働省はこれまで、肝炎などの肝機能障害については「原因は
ウイルス感染。放射線起因性はない」と原爆との因果関係を否定してきた。集団訴訟では各地の一審で判断が分かれたため、「高裁の判断を仰ぐ必要がある」として控訴した。集団訴訟で原告の訴えを認める判決が続いてお
り、原告側はこれで国の「18連敗」だとしている。昨秋以降、厚労省の諮問機関の原子爆弾被爆者医療分科会は両疾病を認定基準に盛り込むか議論を続けており、今後、早期に結論を出す必要がある。河村官房長官は、今
回の東京高裁判決を政府として判決を待つ最後の機会にしたいとの意向を表明してきた。そのため被爆者側は、認定基準の見直しだけでなく、306人の原告全員の救済に期待を寄せている。だが、未認定の原告は137人。仮
に二つの疾病を基準に盛り込んでも、全員は認定できない。とりわけ、病気と原爆との因果関係が裁判で否定された敗訴原告をどう救済するのか。原告側は一時金の支払いを求めているが、厚労省は、集団訴訟以外の被爆
者との公平性などから、消極的だ。審査待ちの被爆者も約7800人おり、結論をいつ出せるか明らかではない。被爆者の平均年齢は75歳を超え、すでに68人の原告が亡くなった。勝訴したのに、国が認定していない原告は61
人にのぼり、裁判の早期決着を望む被爆者の声は切実だ。今こそ国は、判決を重く受け止めるべきだろう。(野瀬輝彦)
153荻原:2009/05/30(土) 21:26:10 ID:xrw/MFFCO
◇早期救済の訴え切実
《解説》28日の原爆症の東京高裁判決は、認定基準から外れていた肝機能障害と甲状腺機能低下症を原爆症と認め、認定行政の見直しを国に求める内容になった。一連の全國訴訟の中でも、国が特に重視してきた東京高
裁の判決で「適格性を欠く」と指摘されたことで、基準の変更を迫られるのは必至だ。州は昨春、「機械的な切り捨て」と批判されていた認定基準を緩和し、08年度は前年度の23倍にあたる2969件を認定した。だが、この日の
判決は焦点になった両疾病について「否定する見解はあるが、原爆放射線と関連性があるものとして審査にあたるべきだ」と現行基準の問題店を指摘した。厚生労働省はこれまで、肝炎などの肝機能障害については「原因は
ウイルス感染。放射線起因性はない」と原爆との因果関係を否定してきた。集団訴訟では各地の一審で判断が分かれたため、「高裁の判断を仰ぐ必要がある」として控訴した。集団訴訟で原告の訴えを認める判決が続いてお
り、原告側はこれで国の「18連敗」だとしている。昨秋以降、厚労省の諮問機関の原子爆弾被爆者医療分科会は両疾病を認定基準に盛り込むか議論を続けており、今後、早期に結論を出す必要がある。河村官房長官は、今
回の東京高裁判決を政府として判決を待つ最後の機会にしたいとの意向を表明してきた。そのため被爆者側は、認定基準の見直しだけでなく、306人の原告全員の救済に期待を寄せている。だが、未認定の原告は137人。仮
に二つの疾病を基準に盛り込んでも、全員は認定できない。とりわけ、病気と原爆との因果関係が裁判で否定された敗訴原告をどう救済するのか。原告側は一時金の支払いを求めているが、厚労省は、集団訴訟以外の被爆
者との公平性などから、消極的だ。審査待ちの被爆者も約7800人おり、結論をいつ出せるか明らかではない。被爆者の平均年齢は75歳を超え、すでに68人の原告が亡くなった。勝訴したのに、国が認定していない原告は61
人にのぼり、裁判の早期決着を望む被爆者の声は切実だ。今こそ国は、判決を重く受け止めるべきだろう。(野瀬輝彦)
154荻原:2009/05/30(土) 21:53:02 ID:xrw/MFFCO
☆人の血を吸うダニがおる
初夏の光、北アルプスの残雪がまぶしい。大逆事件で刑死した宮下太吉が爆裂弾を作った土地、長野県安曇野市明科を訪ねた。市役所課長の大澤哲(55)は地元の近代史研究メンバー。明科公民館の
「大逆事件資料コーナー」に案内してくれた。「明治の昔、ここに大きな製材所があって、宮下は愛知の鉄工所から来た腕のいい機械工でした。ひろかに薬品やブリキ缶を入手して爆裂弾をつくったんです」
展示を読み進むと、おやおや「妻と密通された同僚の密告により逮捕された」とある。捕まえた巡査小野寺藤彦への感謝状が飾ってある。奉職26年、一生の大手柄、ボーナス26円が出たのか。宮下が天
皇を狙うため爆裂弾の実験をしたといわれる「継子落とし」という崖を見にいく。1909年11月の天長節の日、花火の音に紛れて爆発させ「赤子の声が大きくて驚いた」と同志新村忠雄に手紙を書いた。いま
は何の変哲もない川景色、ただ「大逆罪発覚の地」という木標が立つ。「松本平からみた大逆事件」の著書のある松本市文書館館長小松芳郎(59)を尋ねた。「物的証拠があがったのは後にも先にもここだ
け。ほんとは幸徳事件ではなくて宮下事件なんですよ。ブリキ缶からどんどんフレームアップしていったんですね」宮下はなぜそんなに思い詰めたんでしょう。「職工は苦しんでいるのに平等の世の中は来な
い。何か直接行動を起こさなくっちゃと思ったんでしょう」東京への帰途、JR甲府駅で降りた。宮下はここの出身、墓がある。ごくつましい宮下家の墓石の横に、72年に記念碑が建てられ、そこには石川啄木
が宮下を書いた詩の一節が刻んである。「我にはいつにても 起つことを得る 準備あり」
155荻原:2009/05/30(土) 21:54:13 ID:xrw/MFFCO
☆人の血を吸うダニがおる
初夏の光、北アルプスの残雪がまぶしい。大逆事件で刑死した宮下太吉が爆裂弾を作った土地、長野県安雲野市明科を訪ねた。市役所課長の大澤哲(55)は地元の近代史研究メンバー。明科公民館の
「大逆事件資料コーナー」に案内してくれた。「明治の昔、ここに大きな製材所があって、宮下は愛知の鉄工所から来た腕のいい機械工でした。ひろかに薬品やブリキ缶を入手して爆裂弾をつくったんです」
展示を読み進むと、おやおや「妻と密通された同僚の密告により逮捕された」とある。捕まえた巡査小野寺藤彦への感謝状が飾ってある。奉職26年、一生の大手柄、ボーナス26円が出たのか。宮下が天
皇を狙うため爆裂弾の実験をしたといわれる「継子落とし」という崖を見にいく。1909年11月の天長節の日、花火の音に紛れて爆発させ「赤子の声が大きくて驚いた」と同志新村忠雄に手紙を書いた。いま
は何の変哲もない川景色、ただ「大逆罪発覚の地」という木標が立つ。「松本平からみた大逆事件」の著書のある松本市文書館館長小松芳郎(59)を尋ねた。「物的証拠があがったのは後にも先にもここだ
け。ほんとは幸徳事件ではなくて宮下事件なんですよ。ブリキ缶からどんどんフレームアップしていったんですね」宮下はなぜそんなに思い詰めたんでしょう。「職工は苦しんでいるのに平等の世の中は来な
い。何か直接行動を起こさなくっちゃと思ったんでしょう」東京への帰途、JR甲府駅で降りた。宮下はここの出身、墓がある。ごくつましい宮下家の墓石の横に、72年に記念碑が建てられ、そこには石川啄木
が宮下を書いた詩の一節が刻んである。「我にはいつにても 起つことを得る 準備あり」
156荻原:2009/05/30(土) 21:56:28 ID:xrw/MFFCO
☆人の血を吸うダニがおる
初夏の光、北アルプスの残雪がまぶしい。大逆事件で刑死した宮下太吉が爆裂弾を作った土地、長野県安雲野市明科を訪ねた。市役所課長の大澤哲(55)は地元の近代史研究メンバー。明科公民館の
「大逆事件資料コーナー」に案内してくれた。「明治の昔、ここに大きな製材所があって、宮下は愛知の鉄工所から来た腕のいい機械工でした。ひろかに薬品やブリキ缶を入手して曝裂弾をつくったんです」
展示を読み進むと、おやおや「妻と密通された同僚の密告により逮捕された」とある。捕まえた巡査小野寺藤彦への感謝状が飾ってある。奉職26年、一生の大手柄、ボーナス26円が出たのか。宮下が天
皇を狙うため爆裂弾の実験をしたといわれる「継子落とし」という崖を見にいく。1909年11月の天長節の日、花火の音に紛れて爆発させ「赤子の声が大きくて驚いた」と同志新村忠雄に手紙を書いた。いま
は何の変哲もない川景色、ただ「大逆罪発覚の地」という木標が立つ。「松本平からみた大逆事件」の著書のある松本市文書館館長小松芳郎(59)を尋ねた。「物的証拠があがったのは後にも先にもここだ
け。ほんとは幸徳事件ではなくて宮下事件なんですよ。ブリキ缶からどんどんフレームアップしていったんですね」宮下はなぜそんなに思い詰めたんでしょう。「職工は苦しんでいるのに平等の世の中は来な
い。何か直接行動を起こさなくっちゃと思ったんでしょう」東京への帰途、JR甲府駅で降りた。宮下はここの出身、墓がある。ごくつましい宮下家の墓石の横に、72年に記念碑が建てられ、そこには石川啄木
が宮下を書いた詩の一節が刻んである。「我にはいつにても 起つことを得る 準備あり」
157荻原:2009/05/30(土) 22:01:45 ID:xrw/MFFCO
☆人の血を吸うダニがおる
初夏の光、北アルプスの残雪がまぶしい。大逆事件で刑死した宮下太吉が爆裂弾を作った土地、長野県安雲野市明科を訪ねた。市役所課長の大澤哲(55)は地元の近代史研究メンバー。明科公民館の
「大逆事件資料コーナー」に案内してくれた。「明治の昔、ここに大きな製材所があって、宮下は愛知の鉄工所から来た腕のいい機械工でした。ひろかに薬品やブリキ缶を入手して曝裂弾をつくったんです」
展示を読み進むと、おやおや「妻と密通された同僚の密告により逮捕された」とある。捕まえた巡査小野寺藤彦への感謝状が飾ってある。奉職26年、一生の大手柄、ボーナス26円が出たのか。宮下が天
皇を狙うため爆裂弾の実験をしたといわれる「継子落とし」という崖を見にいく。1909年11月の天長節の日、花火の音に紛れて爆発させ「赤子の声が大きくて驚いた」と同志新村忠雄に手紙を書いた。いま
は何の変哲もない川景色、ただ「大逆罪発覚の地」という木標が立つ。「松本平からみた大逆事件」の著書のある松本市文書館館長小松芳郎(59)を尋ねた。「物的証拠があがったのは後にも先にもここだ
け。ほんとは幸徳事件ではなくて宮下事件なんですよ。ブリキ缶からどんどんフレームアップしていったんですね」宮下はなぜそんなに想い詰めたんでしょう。「職工は苦しんでいるのに平等の世の中は来な
い。何か直接行動を起こさなくっちゃと思ったんでしょう」東京への帰途、JR甲府駅で降りた。宮下はここの出身、墓がある。ごくつましい宮下家の墓石の横に、72年に記念碑が建てられ、そこには石川啄木
が宮下を書いた詩の一節が刻んである。「我にはいつにても 起つことを得る 準備あり」
158荻原:2009/05/30(土) 22:03:40 ID:xrw/MFFCO
☆人の血を吸うダニがおる
初夏の光、北アルプスの残雪がまぶしい。大逆事件で刑死した宮下太吉が爆裂弾を作った土地、長野県安雲野市明科を訪ねた。市役所課長の大澤哲(55)は地元の近代史研究メンバー。明科公民館の
「大逆事件資料コーナー」に案内してくれた。「明治の昔、ここに大きな製材所があって、宮下は愛知の鉄工所から来た腕のいい機械工でした。ひろかに薬品やブリキ缶を入手して曝裂弾をつくったんです」
展示を読み進むと、おやおや「妻と密通された同僚の密告により逮捕された」とある。捕まえた巡査小野寺藤彦への感謝状が飾ってある。奉職26年、一生の大手柄、ボーナス26円が出たのか。宮下が天
皇を狙うため爆裂弾の実験をしたといわれる「継子落とし」という崖を見にいく。1909年11月の天長節の日、花火の音に紛れて爆発させ「赤子の声が大きくて驚いた」と同志新村忠雄に手紙を書いた。いま
は何の変哲もない川景色、ただ「大逆罪発覚の地」という木標が立つ。「松本平からみた大逆事件」の著書のある松本市文書館館長小松芳郎(59)を尋ねた。「物的証拠があがったのは後にも先にもここだ
け。ほんとは幸徳事件ではなくて宮下事件なんですよ。ブリキ缶からどんどんフレームアップしていったんですね」宮下はなぜそんなに想い詰めたんでしょう。「職工は苦しんでいるのに平等の世の中は来な
い。何か直接行動を起こさなくっちゃと思ったんでしょう」東京への帰途、JNR甲府駅で降りた。宮下はここの出身、墓がある。ごくつましい宮下家の墓石の横に、72年に記念碑が建てられ、そこには石川啄木
が宮下を書いた詩の一節が刻んである。「我にはいつにても 起つことを得る 準備あり」