信号・標識・保安設備について語るスレ11

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789Technopolis-Mars/8897/
若干旧聞ですが、西鉄津福駅誤出発(3/1、>>340,341,ほか)を現地調査してきました。
ATSの動作が分からないので確定はできないのですが、支障限界を越えてしまった原因はどうも、
2両編成各駅停車をVVVF高加速車7050系に交換したため、誤出発防止地上子に当たる速度が
防御限界を超えて、少なくともポイントのフログ先あたりまで突っ込んだ模様。

走行長と加速度、減速度、ATS応答時間、空走時間から、非常停止コマンド受信位置を逆算しますと、
2つある信号地上子の30数m手前設置側で動作している模様。
それを前提に誤出発防御限界を試算すると、停目7,6両は直下地上子で防御、5,4,3は
「誤出発地上子?」で防御しており、2両停目だけが支障限界を超えることが分かりました。

それも、起動加速度が約2.3km/h/s以下ですと支障限界を超えません。2連でVVVF170kW×3基
の大出力7050系ですと、推算上は3.16km/h/sで加速している模様。

1線スルー側の制限速度は105km/h。誤出発のタイミング次第でこれに正面からぶつかって行きます。
安全だという西鉄見解は適切じゃありません。

2連の高加速車への車種変更時に誤出発防止装置の検討を忘れたんでしょうねぇ。2.3km/h/s以下の加速ならちゃんと防御しますから。
誤出発を1基にまとめてコストダウンを図ったんでしょう。他社みたく停目毎に設置していたら起こりませんでした。
国交省は、裏でも良いから誤出発設定点検勧告をした方が良いみたいです。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/8897/FIG/330nnr/wjp-ats.htm