鉄道関係の記事・ニュース 統一スレ 第9報

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411名無しでGO!
「自治体負担がゼロならばよい」(香川県交通政策課)って・・・・要はイラネってことだろ?

夢のFGTの「乗り換えなし」メリットは?
ttp://sankei.jp.msn.com/life/trend/090221/trd0902211800007-n1.htm

 20xx年春、山陽新幹線岡山駅で新大阪発のフリーゲージトレイン(FGT)の1番電車、2編成の出発式があ
った。駅長のあいさつの後、出発進行。山陰線出雲市行きの電車は山陽本線から伯備線に入り、山陰を目指
す。やや遅れて出発した高知行きも山陽本線から瀬戸大橋を渡り、四国を南進。島根、高知から招待された
高齢の乗客は「乗り換えなしで関西に行けるとは。便利な時代になった」と目をみはった…。新幹線、在来線の
双方を走行できるFGTが山陰、四国に導入されると、これは本当の話になるかも知れない。

長崎ルートで初導入

 FGTは軌間(ゲージ)に合わせ、車輪の左右間隔を変えることができる電車。地上の軌間変換装置を自力通
過して新幹線の標準軌(1435ミリ)と在来線の狭軌(1067ミリ)のいずれも走行可能になる。新在直通運転で
、乗り換えが不要となり心理的には30分程度の時間短縮効果がある、とされる。在来線のレールを利用する
ことで整備コストも軽減できる。コストが高いフル規格の新幹線の整備が直ちには望めない地域への対応とし
て平成8年12月の政府・与党合意で、FGTの技術開発の推進がうたわれた。9年度からプロジェクトが本格ス
タート、10年度には試験車両が完成。11年に山陰本線で15年には予讃線で走行試験が行われ、16年には
山陽新幹線でも走行テストが実施された。
412名無しでGO!:2009/02/21(土) 22:31:38 ID:AnyWRz1t0
(>>411)
 九州新幹線西九州(長崎)ルートの武雄温泉駅(佐賀県武雄市)ー諌早駅(長崎県諫早市)間約45キロで全
国初のFGTを走らせる計画が決まり、19年には改良された2次試験車両が開発され、北九州市内で試験走
行が始まった。長崎ルートは昨年春に起工され、工期は約10年間。博多ー長崎間は現在より26分短縮され
た1時間19分で結ばれる予定だ。

FGT要望にシフト

 中・四国地方では、昭和48年制定の全国新幹線鉄道整備法で「中国横断新幹線」(岡山市〜松江市)と「四
国横断新幹線」(岡山市〜高知市)がそれぞれ基本計画線となり、「わが街にも新幹線を」と期待が膨らんだ。
63年には新幹線の走行も可能な瀬戸大橋が開通、山陰、瀬戸内、四国を結ぶ「中四国横断新幹線」の夢も
語られてきた。
 しかし国の財政悪化でフル規格での整備路線への格上げが望めなくなり、各自治体は要望の柱をFGTの導
入促進にシフト。平成12年には島根、鳥取、岡山の3県は「JR伯備線フリーゲージトレイン導入促進三県協
議会」を設立、四国4県も「四国フリーゲージトレイン導入期成会」を発足させ、国やJRへの要望活動を続けて
いる。
413名無しでGO!:2009/02/21(土) 22:32:33 ID:AnyWRz1t0
(>>412)
難点をどう克服

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が試験を進めている2次車両は在来線で時速130キ
ロ、新幹線で270キロを出すのが目標。しかし新幹線区間を高速で安定走行、カーブが多い在来線区間をし
なやかに曲がる相反する機能の開発は技術的に難しい。当初は22年度に予定していた営業車両の開発時期
はずれ込み、国交省は「試験結果を踏まえて22年ごろに実用化を向けた評価をする」(鉄道局技術企画課)と
している。
 またコスト負担も意外と大きい。国土交通省が13年にまとめたFGTの調査結果によると、岡山駅西側に在
来線とのアプローチ部を設置し、山陽本線に接続するケースでは、整備費は伯備線で750億円〜330億円、
瀬戸大橋線で340億円〜310億円もかかる。
 岡山県は「財政が非常事態で施設整備費の負担は難しい」(交通対策課)、「自治体負担がゼロならばよい」
(香川県交通政策課)。自治体は費用負担に極めて敏感だ。高知まで走らせると電化費もかさむ。
 新大阪までの時間短縮効果は22分〜9分とされたが、新幹線は高速化、増発が進み、岡山駅整備で乗り換
えもスムーズになり、FGTの整備効果は見えにくくなった。またFGTが走ると在来の電車本数が間引かれ、地
域住民の生活への影響もありそうだ。
 高齢化が進むなか「乗り換えなし」をFGTのどんなアピール材料にしていくのかが問われそうだ。