郊外SCは全国どこにいってもありどこも変わり映えしない
でも中心商店街はその町によって違う
歴史的なたたずまいが消えていき、後には車の通行にのみ便利な広い道と
大手デベロッパーが造る新しくて画一的な郊外の光景
古くからの街並みが空き地や駐車場になったとき、街はその「顔」を失っていく
人々が古くから住む市街地だからこそ、そこにあるものを資源とみなし
その価値を守りつつ、新しい試みをしていくべき
他所で作ったものを売るだけの郊外SCより、その場でアイテムをデザインしている
「路面店」の方がずっと凄い、それだけ都市の文化が成熟してる
つまり郊外型車社会から文化は生まれない、街の文化を大切にする人間には
知的さや文化的センスを感じるし民度も生活レベルも高い!
血の通った地域コミュニティーだけはバイパスのどこのインター近くだろうと
郊外のどんな幹線道路沿いのロードサイドにも無いものだ!
ショッピングモールとは坪効率、前年比売上等の数字が支配する無機質な空間でしかない
その土地に愛着を持つのではなく収益を還元してくれる投資対象としてしか考えない
驚きも感動もない、最低限の必要だけを満たすとそそくさと帰って行くお客
そういうお客を“回転率”が上がるといって喜ぶ「お客様第一」という
ワッペンを胸につけてマニュアル通りにしか接客をしない店員
その場限りの“地元との協調”ではなくて“共生”を考えるのは街としての必須条件だろう
そしてそれが出来てこそ街は魅力のある場所、輝いている場所になる
土地の歴史と、そこに行って直に触れて初めて分かるような価値
そんな新しいショッピングの楽しみを味あわせてくれる街を市民や行政は創っていくべき
自分たちの街の発展を望むのならば
自分たちの街が誇りの持て街にしたいのであれば
まずは住民の民度を上げること
住民の文化レベルを上げること
その第一歩はレベルの低い郊外型車社会からの脱却から