鉄道存続に協力しない悪質な地域に経済制裁を!4案

このエントリーをはてなブックマークに追加
807名無しでGO!
武蔵野線に乗る。沿線がものすごく殺風景で、乗っていて実に楽しくない路線である。しかも駅間距離が長いわりに遅く、快速もない。
こんな路線の沿線には死んでも住みたくないなぁ。

今度は飛行機で関西まで戻り、和歌山に行く。紀の川をわたり、岩出市を通り抜けて紀の川市へ。
ややこしい市名だが、悪しき平成の大合併の産物である。
和歌山県の北端に西から和歌山市、岩出市、紀の川市、橋本市と並び大阪府に接しているわけだが、
橋本市は南海電車高野線、和歌山市は南海電車本線と国鉄阪和線で都心直結、大阪通勤圏であるのに対し、岩出市と紀の川市は単線の超ローカル線、国鉄和歌山線しか通っていない。
つまり「市」に昇格させる意味が全くない不便な田舎なのに、不自然なことをするものだ。
しかも国道24号線バイパス沿いは殺風景この上ない「地方の幹線道路の沿線」が、つまりプレハブと工場と荒れた田圃と郊外型量販店が延々と続いていて醜悪なこと甚だしい。
イタリアに行き、アウトストラーデを運転手付ベンツで疾走した時、イタリアの田園風景は実に美しかった。
どうして日本の景観はここまで荒廃してしまったのだろうか(´ω`;)。

このあと地元の阪神間に戻るとする。急行に乗って、武庫川で下車。尼崎市大庄公民館まで歩く。
この界隈、尼崎市南部にあって珍しく、「尼崎も阪神間の一員である」ことを感じさせてくれるエリアで、閑静な住宅地に古い洋館や蔵つきの邸宅も多い。
徒歩十分弱で公民館に到着。旧武庫郡大庄村役場として1937年に建てられた、モダニズム建築の傑作である。
作者は若き日の村野藤吾。村役場ですらこんなモダンな、かつ豪華な鉄筋のビルヂングなのだから、 阪神間というエリアの文化度の高さ、街並みの良さ、本当にすごい。
文化不毛を何箇所か旅した後であるせいなのか、こんな素晴らしい土地に生まれ、育ち、改めて良かったと思えたよ。