乗務員の嘆きの部屋

　桑名駅で通過するULの次の列車待ってたんですよ
すると急制動のブレーキ音が鳴り響いたかと思うと　ゴン　と大きな鈍い音がしたすぐ後にと目の前を人が10数Mも吹き飛ばされていくのが見えました
その直後にブレーキ音を響かせながらＵＬが通り過ぎて

　もちろん吹き飛ばされた人がＵＬに轢かれる姿も見ました
先頭車の車輪に切断されたと思ったら次々に車輪が男の人の体の上を通り過ぎて

　ＵＬはしばらく停車していましたが駅員達がＵＬの周りに集まってきて良く見ると手に手にゴミを挟むゴミバサミとバケツを持っているんですね
ＵＬも40分ほどで動いていきましたが後に残された駅員が線路に下りるとそれで元ヒトだった肉片を集めていくんです

　見ていて怖かったですね
「またか。今日の昼は焼肉なんだよな。」
とか言いながら駅員達はさも当然のように慣れた手つきでゴミバサミでバケツに肉片を入れていくのですから

　最後に駅員の一人が消毒のためかバケツから石灰を撒いていました
後にはどこからか集まったカラスが残された肉片を漁っていました
それも次の列車がカラスを追い払うように入ってきてお終い
その列車に乗り込みましたがつい先ほどこの場所でヒトが不慮の死を遂げたかと思うと