法則なんてモンは世の中の「真実」にたどり着けなかった負け犬である俺達「人類」が作りあげた「逃げ道」。
全てを司る「神」と呼ばれる存在にたどり着こうとした馬鹿が作った「思想」。
世の中の仕組み・・・源を変えようとした愚か者が作った「学問」。
空想の神を作り上げ、それを崇拝する事によって何かを得ようとした身の程知らずが作った「宗教」。
全てを纏め上げ、神と同じ立場に立とうとした強欲な者が作った「社会」。
全ては終わっていると同時に、始まっている。
人類は終わっている。・・・つまり始まっている?
終わりは始まりだ。そして始まりは終わりだ。
ならばどうして人類は始まりと終わりを別物にする?
簡単だ。繰り返すのが怖いからに決まっている。
人類は常に知識を求めていると同時に、最後・・・つまり終焉をも求めている。
つまり始まりと終わりが同一の物になると、「終焉」がなくなる。
人体で言えばそれは「不老不死」に他ならない。
「不老不死」は人間の持つべきものではない。
と言うより、「不老不死」を持った時点でそれは人間の道から外れた事となる。