>>180 > 技術的に作れるかではなく、例えば特定のメーカーの特許やメーカー間の技術格差、
この点満鉄パシサ・パシロは燃焼室付きで川崎、汽車、日立、日車と国鉄向けに機関車を
製造していたメーカー全てに満遍なく発注されてるので、技術力も面子もクリアしてるのでは。
> 財政面でも、鉄道省から見たら石炭節約は良い事ですが、反対の立場の方も居たでしょうし。
> 値切らず一定価格で買い上げてくれ将来的にも安定している大口顧客たる鉄道省にこそ
> たくさんの石炭を使ってもらわなければ、という立場も考えられますよね。
実際には、鉄道省挙げて石炭節減のために石炭消費低減を個々の機関助士で競ったり、
石炭節減目的で排気膨張室・給水加熱器を設けたりしていますし、技術的記録についても
石炭節減を上位の目標として設計・改良がなされてきています。買い付けについても
値切ったかどうかは知りませんが安く適切な質の石炭を確実に入手すべく石炭課を設けて
価格変動や産出炭の質にまで対処しています。また練炭や重油の使用は労務軽減もそうですが
質の低い石炭との組み合わせで総合的に燃料経費を抑えるためという目的もあります。
練炭についてはさらに低質炭を練炭化することで質の良い石炭とし、燃料として適切な質の
石炭を安定して供給するという意味もあります。
国鉄技術発達史や国会答弁を見るに石炭消費の低減はあっても「安定して消費しろ」は
全く無いですよ。