貨物列車の乗り込み70キロの旅
岡山県警新見署は25日、JR西日本の鉄道敷地内に侵入したとして鉄道営業法違反の疑いで住所不定、無職今田和秋容疑者(54)を逮捕した。
鳥取県の駅で貨物列車のコンテナに潜り込み、岡山県まで約70キロの“旅”をしていた。
今田容疑者は「金がなく、あてもなく移動したかった。コンテナでは寝たり座ったりしていた」と供述、逮捕時の所持金は45円だった。客車ではなく無賃乗車にはならないという。
調べでは、今田容疑者は24日午後0時50分ごろ、鳥取県伯耆町のJR伯備線伯耆溝口駅の線路内に無断で侵入した疑い。
今田容疑者は、停車していた米子発西岡山行き貨物列車(12両編成)の屋根のないコンテナに乗り込んだ。
約2時間後、岡山県新見市の新見駅で交代して降りた運転士が、走り去る列車の最後尾のコンテナに、首にタオルを巻いた男がいるのを発見。男を2つ先の井倉駅で降ろし、新見署に引き渡した。
[2006年8月25日14時4分]
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