>>834 読売 > 地域:群馬
「特定目的」を検討 横川―軽井沢の鉄路、鉄道事業法
廃線となったJR信越線横川―軽井沢全区間でトロッコ列車運行を目指す碓氷峠交流記念財団(安中市)は、
鉄道事業法に基づく特定目的運行として許可申請する検討を始めた。8月1日にも国交省関東運輸局を
訪ね、申請に向けた協議を始める。
財団は一部区間で走らせてきた「遊具」のままの延伸を第1案に、特区提案も行って、国交省側に打診して
いた。これに対し、国交省は鉄道事業法の改正規則(2000年)を適用した運行を検討するよう回答。
改正規則では、〈1〉景観鑑賞〈2〉遊戯施設への移動〈3〉その他の観光輸送――など特定目的の場合は、
一般鉄道事業に比べ、申請手続きや運行計画、料金の制約を緩和した。許可権限も国交相でなく、
地方運輸局長に与えられている。
財団は国交省の回答から、「遊具」での延伸は困難と判断。鉄道事業法の特定目的運行が特区提案に
近いことなどから、「第3の道」として検討することにした。申請にあたっては、
〈1〉輸送の安全性〈2〉事業の遂行能力――の基準を満たしているかが焦点となる。運輸局との協議の行方を
にらみ、特区提案は保留したままとしておくという。
(2006年7月27日 読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news002.htm