☆★寝台列車の今後を考える Part17★☆

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830名無しでGO!
まあ、世の中が便利になったからでしょう。
昔は、物価水準が今より数倍低くて、それでも飛行機の値段は今より高かった路線もありました。
宿泊施設も今ほどビジネスホテルが数多くなかったので、一泊当たりの金額は高くなりました。
バスについては東名高速ぐらいしかハイウェイバスが無かったのです。
会社も週休2日制などではなく、月曜日に遠隔地で会議等というと、夜行列車を使って泊まりがけで移動する事もありました。
海外へ行くには為替レートが高く(1ドル360円?)、新婚旅行始め全てが国内でした。

それが、昭和50年代、数度に渡る大幅値上げ(1回の値上げで運賃・料金が倍とか)があり、まず第一次の国鉄離れが起こります。
高速道路が日本全国に広がり、航空運賃も競争が始まり、新幹線も日本全国に延びていきます。
18きっぷや土・日きっぷなどの特典キップなども売れた為、鉄道も安く上げて乗るのが常識の時代となってきました。
ビジネスもスピードを求める時代。よく航空機がコストパフォーマンスが良いという話もありますが、
それ以前に会議は車内であれば出張しなくてもテレビ会議や電話会議という形で行う事が出来ます。

それと蒸気機関車の廃止、ディーゼル化や電化によって、機関車の運転士も数が減っていきます。
そして国鉄の民営化。機関車の運転士のほとんどは、JR貨物に行きました。
JRの各旅客会社で機関車の運転士に若手が減っていくと、現状の客車は減少するでしょう。
全て、便利とのトレードオフです。
831名無しでGO!:2005/12/03(土) 01:27:12 ID:hjNMXIZm0
ちょっとだけ続きを。
よく「JRの努力が・・・」とか言う論調も聞かれますが、世の中が便利になった分、
ビジネスのスタイルを変えて行かざるを得なくなった、と言うのが正直なところでしょう。

私の住んでる周辺だけを見ても、
湘南新宿ラインのように、神奈川地区から高崎線や東北本線へ直通電車が走ったり、
改札に要する手間を減らして色々なところで使えるsuicaの様なものを作ったり、
様々な知恵を出して現場は努力していると思いますよ。

寝台については、>>830にも書いたように、世の中の背景が色々変わったから
利用者がそもそも減った、と言うのが現実の様な気がいたします。