147 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 06:41:23 ID:ZDKVCiRvO
海原「それでは教えてやる、中川!パワーパックを持って参れ」
中川「ははッ!かしこまりました」
海原「士郎、鉄道模型の基本三要素は的確なディテール表現、リアルな連結面間隔とあとは何だ?」士郎「もちろん安定した走行性能…なにが言いたいんだッ」海原「まだ気づかんのか士郎…DD51の運用を考えてみろ」
士郎「アッー!」
(つづく)
148 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 06:55:07 ID:ZDKVCiRvO
(つづき)
士郎「重連、か…クソッ」
海原「やっと気づいたか、士郎」
海原「確かに最近の中国製品は高品質で結構、しかし動力の個体差が大きい点はまだ克服されていない。
それが重連運用の際にスムースな走行を妨げる原因になる」
海原「士郎、貴様は最近のポリバケツ攻勢やらハイグレード製品にうつつを抜かし、運転を楽しむために開発されたNゲージで、DLにとって肝心要の低速走行性能をおろそかにするとは笑止千万!」
149 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 07:33:18 ID:ZDKVCiRvO
士郎「そこまでいうのなら至高のDLを見せてもらおうじゃないかッ!」
海原「よかろう、中川、例のを持って参れ」
中川「ははッ、お持ちしました」
京極「なんや、関水のDF200やないか!」
ハゲ陶芸「国鉄形かと思うとったら、新型、しかも貨物専用機が出て来よったわい」
海原「関水のDF200形、通称赤熊だ
単機でも迫力あるダイナミックな車体の的確な再現、かつパワフルかつスムースなFW搭載のまさしく至高の逸品だ」
海原「士郎、お前もDF200の存在は知っていただろう。
しかし折からの国鉄形HG製品化ラッシュに圧されて最高のDLイコール国鉄形であると思いこみ、ディテールの優秀な中国製を究極の製品として出してきた」
海原「しかしDD51に不可欠な魅力である重連運用での低速走行に全く向かない中国製品が究極などとはまさしく本末転倒ではあるまいか」
海原「究極のメニュー担当の二人は、メーカー各社のカタログを一から読み直すことだな、ウワッハッハ!」
150 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 07:34:51 ID:ZDKVCiRvO
…朝から何書いてんだ俺はorz
最近読んでないから細かい箇所はアバウトだが、感想キボン
感動した!乙!
152 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 08:34:07 ID:mpsjUxEw0
素晴しい!
153 :
名無しでGO!:2005/11/19(土) 09:02:57 ID:dP5qt+mlO
どう見ても精子です
>>145-149 すげー、GJ。
悔しがる山岡の顔と勝ち誇る雄山の笑い顔が目に浮かぶぜ。
156 :
名無しでGO!:2005/11/20(日) 01:01:31 ID:t8z6xe3dO
HG
どつちかっつ〜と、死郎にKATO製品を選択させたかった
オーバースケールの可能性〜マイクロエース弁慶号〜
海原「これはマイクロエースの弁慶号ではないか! 貴様ッ、このようなものがNゲージといえるのか!」
士郎「相変わらず頭が固いな、雄山」
海原「なにっ!?」
士郎「よく見てみろ。もともと小型の弁慶号だ。例え130分の1でも、同じマイクロのC56とかわらない長さで収まっている。車高の低さは比べ物にならない」
士郎「それに、このサイズにしたことで索引力に制限があるとはいえ、機関車単機での自走を可能にした」
士郎「そして、金属による繊細なディティールによって細密感を強調している」
士郎「なにより歴史的意義の大きいこのカマをNゲージの線路で走らせられるその価値は計り知れない」
海原「……なるほどな。しかし、詰めが甘いぞ士郎」
士郎「なに!?」
海原「それをこれから教えてやる。工房を借りるぞ」
(続く)
海原「これがわしの答えだ」
栗田「……この弁慶号……何も変わってないわ」
士郎「まったくだ、いったい何が……ああっ!!」
海原「気づいたか、士郎。そうだ。客車も130分の1にしたのだ」
海原「士郎、貴様の言う通り、弁慶号は歴史的機関車だ。だが、人々は何を見て弁慶号を知るか。それは開拓使号を牽引する写真であり交通博物館の静態保存車ではないか?」
海原「ならば、弁慶号と開拓史は不可分の存在。客車も機関車に合わせてやらねば意味が無い」
海原「そして開拓史も元来小さいサイズ。貴様が今しがた弁慶号について語ったこと、それは十分に当てはまる」
海原「しかし、貴様はNゲージの本質、すなわち走行性能にとらわれるあまり、中途半端に車幅が広いだけの開拓史を用意してしまった。これではせっかくの弁慶号も活かされぬ」
士郎「くっ……」
海原「しかし、オーバースケールの可能性を垣間見ることが出来たのは収穫だった。そこだけは褒めておいてやるぞ、士郎」
……
>>145-149に触発されて書いてみたものの、俺もうろ覚えなもので、どんなもんかなあ。
162 :
名無しでGO!:2005/11/21(月) 12:37:24 ID:8tFIeBxR0
GJ
保守age
164 :
名無しでGO!:2005/12/01(木) 01:44:13 ID:dBSpCn9SO
age
165 :
名無しでGO!:2005/12/07(水) 21:04:10 ID:LcX7efHH0
山岡と栗田とルグラン、それに悦子も枕木工場に行くことに。
「木製の枕木なんかすごく性能が悪く貧乏たらしくてイヤだわ」
「あら。考え方によってはスラブ板やPC枕木を使うほうが性能が劣る
かもしれないでしょう。それにスラブ板に関してはバラストによる道
床のように変化に富んでないわ。多様で繊細な美意識をこめた木製の
枕木のどこが野蛮なの」
「それは」
「どの枕木にもそれぞれの長所があるのよ。高速鉄道のスラブ軌道の
基準の外にあるものは低性能だと言う人のほうが鉄道の本質を見極め
る力のない野蛮人と言えるのじゃないかしら」
木製枕木の防腐剤注入工程を見学する山岡たち。
<中略>
166 :
名無しでGO!:2005/12/07(水) 21:05:37 ID:LcX7efHH0
京都で指折りの保線マンと呼ばれる登田という叩き上げの保線区長と
保線工事を楽しむことに。
そこに海原雄山もやってくる。保線を楽しむ一堂であるが、最後に・・・
雄山「いっぱしに箸に知識があるようだが、その登田さんの道床を見
てどう思う」
山岡「我々の使った枕木とはPCと木製との違いこそあれ、弾性締結を
採用しており、いずれも性能は同じだ。」
雄山「道床を覗きこんでよく見ろ」
山岡「わからない。何が違うのか」
167 :
名無しでGO!:2005/12/07(水) 21:06:33 ID:LcX7efHH0
雄山「枕木付近のバラストをよく見るがいい」
山岡「オレの道床は、枕木の周辺で約4センチに砕けたバラストが多
いのに。登田さんの道床のバラストは1%しか砕けていない」
雄山「これがFGTというものだ。どんなに高性能な枕木や優秀な保線を
行なっても、バネ下重量が大きい列車が高速で走行すれば何もか
もぶち壊しだ。車両の性能、路盤の性能、そしてそれらの相性を
統括して初めて実用的な高速列車が完成する。登田さんのように
精密な保線を行なっても、適切なバネ下重量の列車を走らせてこ
そ、高速列車は完成するのだ。おまえの走らせ方は、高速列車の
実現可能性を遠ざけたことになる。何がFGTだ。
四国や九州で高速列車のことを考えるのならバネ下重量のことを考えろ」
168 :
名無しでGO!:2005/12/07(水) 21:07:08 ID:LcX7efHH0
169 :
名無しでGO!:2005/12/07(水) 22:30:26 ID:qRMLTE1v0
オチはどうした?
170 :
名無しでGO!:2005/12/09(金) 16:27:46 ID:i08O823kO
良スレage
171 :
名無しでGO!:2005/12/11(日) 21:46:14 ID:aJaFyCAAO
age
172 :
名無しでGO!:2005/12/16(金) 08:22:27 ID:faon2y9BO
保守
173 :
名無しでGO!:2005/12/18(日) 01:19:18 ID:TP3MDDk+O
age
hosyu
175 :
名無しでGO!:2005/12/23(金) 01:53:51 ID:iB97wgyk0
こんな店では買うに値せん!
176 :
名無しでGO!:2005/12/24(土) 12:14:38 ID:rzq3eZnZO
保守
177 :
名無しでGO!:2005/12/24(土) 13:19:27 ID:HFP2FK4x0
保線作業を楽しむ海原雄山のビジュアルを想像して激しくワロタ。
178 :
名無しでGO!:2005/12/27(火) 00:39:18 ID:YEn3OI6pO
age
179 :
名無しでGO!:2005/12/30(金) 22:35:43 ID:9WwIq83bO
age
180 :
名無しでGO!:2006/01/01(日) 22:05:08 ID:0UGOiOtQ0
おまいら、最高。
181 :
名無しでGO!:2006/01/06(金) 22:31:37 ID:iEaG23hM0
あげ
第2話 乗り心地で勝負!
<1>
鉄道ファン編集部で、究極の電車を発表する大原社主。そこには鉄道アナリスト、レイルウエイライター、作家などが招待される。
作家「究極の電車メニューを作るとはすごいアイディアだ。名取君は浄瑠璃のような目を丸くしている」
鉄道アナリスト「それならば、JR西日本の221系を入れるべきである。それをしないのは怠慢であるといえる」
レイルウエイライター「ビジネス特急、151系を入れないのはいかがなものか。苦言を呈したい」
評論家「JR西日本から285系サンライズエクスプレスを取り寄せましょう。285系はバスタブ構体にインテリアを大量に与えてダブルデッカーにして肥えさせて、その異常に肥大した運賃・料金で旅行するものです」
そんな話を聞きながら、山岡は退屈になってあくびをする。
山岡「鉄道雑誌や旅行エージェンシーが豪華だというからその尻馬に乗ってありがたがっているけど、それは有名ブランド商品をありがたがっているだけじゃないのか」
招待された先生がたは激怒する。が、山岡は冷静にこういった。
「いちばん上等な個室を用意しろ。それよりはるかにすごい電車に乗せてやる」
<2>
一向に出社しない山岡。やきもきする編集部。
すると山岡から電話があった。神奈川県愛甲郡にいるという。
長内 宏「あいつは多摩線やサバーの普通がメインだから、なかなかつかまらないよ」
山岡「うるさい! とっとと捕まえないとEXEのエサにするぞ!」
すると小田原方面から頭上にライトを輝かせてやってくる急行車。
山岡「やったぞ! つかまえた」
栗田「これが、サンライズを超える電車…」
山岡「ああ、サンライズよりすばらしい、小田急3000形6Rの急行だ」
<3>
サンライズと3000形の乗り比べが始まる。3000形と聞いて
レイルウエイライター「走るんですとはぞっとしない。だから貧乏人は困るのである」
しかし、乗り心地は3000形のほうが圧倒的に上。
栗田「3000形のほうが、トルクの太い落ち着いた走りですわ」
編集長「285系にはない剛性感があるな。標準車体と思えない豊かな走りだ」
作家「編集長、あなたまで!」
山岡が結論を出す
山岡「コストを下げつつも車両のあるべき姿とは何かを真剣に考え、フレームを強固に、外板を厚くして剛性を出した
電車と、コストを下げんとする人間の悪知恵で、2M5Tなどという無茶なMT比を組んだ上に軽量化でペナペナの
ボディを載せた285系とでは、乗り心地において天と地ほどの差がある! 」
評論家「JR西日本の電車がわからないなんて鉄道マニアじゃない!」
編集長「あなた方は自分の体で鉄道を発見しようとする気概がない。レイルウエイ・レビューは書けても、
新しい電車の文化を切り開くことはできない」
185 :
名無しでGO!:2006/01/09(月) 23:37:23 ID:veP5rU1y0
>>182-184 交通ライターも出すべきだよネ!
もちろん究極のメニューは栄生駅スグのとんちゃん!
187 :
名無しでGO!:2006/01/11(水) 21:59:01 ID:LNbWqL1w0
188 :
名無しでGO!:2006/01/12(木) 01:03:43 ID:iwxiSJiv0
>>187 一番多かったのは「なに/何」という驚きで、43回。ついで、「ふむ」の38回。
189 :
名無しでGO!:2006/01/12(木) 08:21:32 ID:qcKiaMcC0
190 :
名無しでGO!:2006/01/16(月) 22:25:50 ID:hD2ieVEy0
あげ
191 :
名無しでGO!:2006/01/16(月) 22:34:46 ID:aQMp1mEaO
age
誰か、T田=金城でやってくれ
ううむ。テレ朝ちゃんねるでも見てユウザン語を習得しゅるです。
194 :
名無しでGO!:2006/01/20(金) 23:13:32 ID:94on+fGxO
age
195 :
名無しでGO!:2006/01/22(日) 20:50:54 ID:h2f88OB3O
あげ