鉄ヲタが語る国土交通省(旧運輸省)

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52名無しでGO!
運輸省鉄道局は事故多発や1966年4月の国鉄ATS全国完備を承けて
翌年1967年1月、大手私鉄に対して「自動列車停止装置の構造基準」
いわゆる私鉄ATS通達(昭和42年鉄運第11号)を発して、常時投入、
3段階速度照査、停止信号直近照査速度20km/h以下などの仕様を
徹底した。その結果、私鉄では故障とその誤操作以外では大事故を
起こしていない優れた通達だった。

 ところが1987年4月の国鉄民営化に際して、運輸省は
この優れた通達を廃止して、
常時投入ではなく、速度照査もない国鉄型ATS-S/-Bをそのまま
存続させ、88年12月中央緩行線東中野追突事故&函館本線姫川
過速転覆事故、89年4月飯田線北殿正面衝突事故、97年10月
スーパーあずさ激突横転事故、そして05年3月土佐くろしお鉄道
宿毛特攻事故を起こす事となったが、ATS通達復活の動きは全くなく
JR束など一部を除き、在来線ATS改良の動きもない。

国民の生命財産安全を守るべき役所として怠慢だろう