87 :
名無しでGO!:
2.
直流電化区間の変電所には、故障選択継電器と言って、地絡(短絡)電流の
立ち上がり(電流の時間変化率)を監視して、急激な立ち上がりが観測された
場合に「これは通常の電車の力行電流じゃあない」→「事故があったんだ!」
という判断で架線電源を遮断する装置が備えられている。
しかし、回生ブレーキを装備した車両が入ってくると、回生ブレーキから機械
ブレーキに移行するときの電流変化が、ちょうど事故電流が流れたように見えてしまう。
そのため、故障選択継電器が無用に動作して正常な運行を阻害する。
これを防ぐためには、変電所の直流き電回路の電流を総合的に監視する
「直流保護装置」という機器を導入する。
しかし、回生ブレーキ付の車両が登場してもうかなり経過しているし、
都市圏の鉄道会社で今時コレを備えていない会社があるとも思えない…。