阿鼻叫喚!!日比谷公園鉄ヲタフェスティバル 2003

>>345
オマエは俺の苦悩を知らないからそういうピント外れなｶｷｺしか出来ないのだよ。
本社でバリバリの営業企画担当だった俺は、先日大ヘマをやらかしてしまった。「部長！日本ダービーのパスネット、ここはパーッと4万セット刷りましょう！
土日の二日で東京競馬場へ来る人だけでのべ15万人！売れないワケがありません！たった数日で4000万円の現金収入です！！」

しかし、そのカードの売れ行きは惨憺たる結果に終わった。俺は月〜金の毎日9:00〜17:00まで不忠競馬正門前で改札業務という
限りなく左遷に近い閑職に追いやられてしまったのだ。オレはもうダメだ！！
そう挫けかけたとき、本社の営業部長から電話が掛かってきた。「今度の日比谷公園のイベントで重要な群集整理を任せたい」
そうか。日比谷は毎年キチガイ鉄ヲタがゴキブリの如く涌き出てきてパスネットを漁っていくからな。
今年もレールランドの限定柄に群がるだろうし、あの本社で腐りかけているダービーパスネットだってドサクサで売りきれるだろう。

よし！日比谷で俺はやるぞ！！

よし！日比谷で俺はやるぞ！！
10月11日当日。日比谷に乗り込んだ我々を前に営業部長の訓辞が始まった。
「まー。ｷﾃｨちゃんでも売りながらﾏﾀｰﾘ逝こうぜ、ﾏﾀｰﾘ」
え？ﾏﾀｰﾘって何よ？？あの阿鼻叫喚の地獄絵図の中でﾏﾀｰﾘできるはずが無い。そこに追い討ちをかける言葉が続く。
「今回はパスネットを売らないからキチガイも群がってこないし。ガキ相手にﾏﾀｰﾘ稼ごうや」
(ﾟдﾟ)ﾊｧ?パ、パスネットを売らないでどうするのよ。俺は思わず部長を問い詰めてしまった。
そこで彼はこう答えた。「パスネットはいくら売れてもすぐに他社で使われたり払い戻し換金されるから
殆ど儲けにならないって話になったんだよ。それに君の企画したカードみたいな不良在庫を出すと駅務や組合が
在庫管理の手間が増えて(ﾟ�听)ﾏﾝﾄﾞｸｾってクレームを入れて来るんだよ。それだったらｷﾃｨちゃんだけ売ったほうが荒利も大きいしな。
そういうことで君はコレを持っててくれたまえ」
そう言われて渡されたプラカードには極太ゴシック体でこう書かれていた...

そう言われて渡されたプラカードには極太ゴシック体でこう書かれていた...

『京王　最後尾　パスネットはありません』

コレは今までパスネットを担当していた俺に対するあてつけでしかない。
10時になり両隣の小田急と京成は凄まじい行列になっている。相鉄もかわいい女子社員がダンボールの切れ端に
手書きで書いた最後尾の札を持って健気にがんばっている。
しかし、どこの会社よりも立派なプラカードを持った俺の列は....5人。
さらに両隣に並んでいるヒマなクソ鉄ヲタ共がこれ見よがしに「パスネットを売らねーから全然客が居ないのに。
あのプラカード持ってる香具師もマヌケだよな。hahahahahaha!!!」などと話してやがる....
もう会社は俺を必要としていないとわかればサボってヤニでも吸いたくなるさ。わかってくれよｾﾆｮﾘｰﾀ。