鉄ヲタと徴兵制

オレのじいちゃんは大正に生まれて、早稲田大学在学中に２２６事件を経験。
大学卒業後、満州事変で徴兵されて、関東軍南満州鉄道独立守備隊に配属。
その後、内地に戻り予備役になるが、昭和１９年、戦局の悪化に伴いビルマへ
の石油輸送船団を率いる大隊の大隊長となり（当時は大尉）、出征。しかしビルマ
は当時、イギリス軍の追撃により悲惨な状況。当初の予定では年内に国内に戻る
はずが、現地はとても出発できる状況に無く、昭和２０年１月、ようやく石油を積み
ビルマを出発。しかし、その時点ではフィリピンは陥落寸前。八方は敵に塞がれ、
敵陣中を突貫するようなもの。３隻の輸送船の内、２隻は途中で撃沈され、じいちゃん
の乗っていた１隻だけはかろうじて日本に到着。じいちゃんはそのまま国内で終戦を
迎えたけど、ビルマでかかったマラリアで戦後も苦しんだ。そんな、オレのじいちゃん
も、昭和天皇崩御の２０日に、昭和天皇と同じ箇所のガンで息をひきとった。オレは
じいちゃんの生き方は昭和そのものだったと思っている。

オレはじいちゃんを尊敬してる。国の為に文句も言わず戦ったじいちゃんには感謝している。
だからオレも徴兵されたら、もちろん行く。オレは徴兵制は復活させるべきだと思う。
上に書いてある、徴兵制反対の理由はほとんどが個人のエゴだ。今、この国が先人達の犠牲
の上に成り立っていることも知らず、先人達の努力を土足で踏み付けている行為だ。