361 :
鬼太郎:
鉄道事故調報告書、主原因は中継信号現示の意味の撮り違いだとはっきりしてるんで、
最終結論は変わりようがありませんが、どういうぶつかり方をしたかの解析はかなりルー
ズです。P71〜73[付属資料E]にその試算を掲載。衝突経過中、相互に背反の「45km/h
でノッチオフした」と「最高55km/hに達したと思う」の選択理由を述べずに、ノッチオフ説
を採用、55km/h到達説を棄却しています。事故直後のJRQの主張通りであり釈然としま
せん。ここはきちんと詰めるか、両方の解析が必要だと思います。
[資料E]の解析は、反撥係数0時の運動量保存則から一義的に求められるはずの
「衝突による運動エネルギー消費」を理由を示さずゼロとして衝突速度を推定してい
ますが、この点も、衝突後の運動エネルギー消耗計算もかな〜り疑問で、市井の
アマチュアが「正解」を出し直せる余地があります。
その辺の解析は面白そうだから是非試算しなおしてうpしてみて下さい。
私は、概算から、事故の真相は、フルノッチ加速中に先行車に気づき、あわてて非常
制動をかけたもので、貨物のY現示制限である45km/hでのノッチオフはなかった!
運転士の証言通り55km/h程度まで加速し、非常制動への切り替えに1〜2秒で、
止まろうとしたが間に合わなかった!のではないかと思っています。