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杉浦克彦:
10月1日にビジネスきっぷを廃止する目的で批判の矛先を和らげるため先手必勝とばかりに(と思う?)、7月1日から発売された新幹線回数券。
西区間はともかく、東海区間のグリーン用の割引率が極端に低くなってしまいました。以前のような20
枚つづりの大口用は普通車用限定になってしまったようで、グリーンへの足がやや遠のきそうです。
マスコミは7月から「のぞみ用回数券が安くなった。」「のぞみ特急料金も値下げ。」と並べ立て、
「航空運賃も1割値上げ。」とJR東海の肩を持つ報道が目立つのはなぜでしょうか?航空運賃の新幹線競合区間は特割などで実質据え置かれ、ローカ
ル便が値上げになっただけです。
自由席削減、指定席への誘導のための自由席回数券の廃止検討、数あるネーミングの乱立する回数券類の1種類への統合(これは一般利用客の立場としてはわかりやすく
なるため評価できる)など、JR東海もJR東日本の考え方に近くなったような気がします。
まあJR西日本はJR東海の言いなりになったに違いありませんが・・・。
大きく異なることといえば、中国新幹線への技術協力について、東日本は協力、東海は非協力と態度がわかれ、儲からない、メリットがないなら手を貸さない東海の姿勢
に疑問の声が上がっています。
確かに中国への技術力の流出には不安もありますので難しいところです。