>>70 「儲かるところに新車」・・ではなくて「競争がある所に質の良い車」だ。
JR東日本が新車を入れる目的は表向きはともかく1番の理由は「経費の削減」。だからこそ
電気を沢山使い、メンテナンスで工費や人件費を沢山使う従来車は年数に関わらず廃車する。
しかも大量生産で作れば作るほど単価は安くなる。だから地方のローカル線にまで新車がじゃ
んじゃん投入される。
西は車両数が少ない。従来車のメンテナンスや電気代は新車のそれよりも大きいが、新車を
作って元が取れ全体として経費が削減でき、利益を増やすだけ沢山の車両がいないため
「走るんです」を大量導入しても損失が大きくなる。だから従来車はかなり年数が経ち、修
繕費が増大することが見込まれる直前まで使い続けられる。
西日本の近郊形の新車は「関西だけ」ではなく「関西の私鉄との対立線だけ」。しかもそれ
らの車両は質的に他線より優れている。207系は京阪神間がより以上に激戦であることと
東西線絡み。できることなら西は全線ともに車両を充分使い倒してから新車を入れるのが得
策だが、関西の並行線に関しては質的に良い車両を入れないと競争に負けるから新車を入れ
ている。だから西の新車投入の主目的は「関西圏での競合のため」ということ。