JR大阪駅がドームになるって本当?

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JR西日本は30日までに、大阪駅の全体をドーム状の屋根で覆う世界初の全天候型巨大ドーム駅舎の構想を明らかにした。各ホームの屋根は取り払われ、ドーム内には特殊照明やプラネ
タリウムでさまざまな映像が出現、ホーム上や駅ビルのレストランから楽しめる。前代未聞の壮大な駅周辺空間が創出されるだけに、実現すれば、大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャ
パン」を超える集客効果が期待でき、関西経済の起爆剤になりそうだ。
井出正敬・JR西日本会長は大阪駅ドーム化構想について「関西経済浮揚のためには、他と同じような発想ではだめ。世界に例のない思いきった構想が必要だ。こうした計画の場合、た
とえ事業費が何十億円も余分にかかろうとも、良いものをつくる必要がある」と語り、実現化検討に向け強い意欲を示した。
大阪駅ドーム化構想は大阪駅北ビル建替え計画に連動して浮上した。JR西日本は大阪駅北ビル部分敷地面積約三千平方b)と北陸方面を結ぶ列車など特急中心で運用している九番―
十一番ホームなどを取り壊し、延べ床面積十万平方bの高層ビルの建設を計画。中核テナントとして百貨店の三越などの入居が検討されている。
これによって、大阪駅南側の駅ビル「アクティ大阪」(地上二十七階建て地下四階、述べ床面積十三万八千平方b)とともに、駅の南北にツインタワーの駅ビルが出来ることになる。
今回の構想は、この二つの駅ビルの高層階をドーム状の屋根でつなぐなどして、大阪駅の東海道や環状線などの線路やホームなどをすべて、一つの巨大空間に吸収しようというもの。
天井には特殊照明やプラネタリウムなどで一年中、雨の降らない「青空」や「星空」、色鮮やかで迫力ある映像などを映し出す。ホーム上や駅構内に入ってきた電車内ばかりでなく、新駅ビルの高層階に設置が見込
まれるレストラン街からも映像や眺望を楽しめる環境をつくるという。
JR西日本は前代未聞の巨大ドーム構想だけに、数多くの技術的な課題の解決の可否、具体的な設計や総事業費の概算、完成時期などを模索したいとしている。