山陽新幹線トンネルで側壁モルタル片12個落下
28日午前零時25分ごろ、岡山県笠岡市のJR山陽新幹線新倉敷―福山駅間の今立金山トンネル
(約2・7キロ)の中央付近で、下り線側の側壁からモルタル片が線路上などに落ちているのを、
電気工事中の作業員が見つけた。
JR西日本岡山支社によると、モルタル片は、トンネル上部と側壁部のコンクリートをつなぐ接合部の高さ
3・5メートル付近から、縦24センチ、幅3メートルにわたって計12個(計約50キロ)がはがれ落ちていた。
最大の塊は約7キロあった。列車ダイヤへの影響はなかった。
同支社は、1999年11月に行った総点検後の補修の衝撃でひび割れができ、漏水なども加わったことが
原因とみている。2001年9月の目視検査では異状なかった。1か月以内をめどに、JR西日本管内の
全トンネルを再点検する。
(10月28日11:40)
ttp://www.yomiuri.co.jp/04/20021028i202.htm