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「旧式ブレーキ」にも問題? 旧式車両の使用禁止へ。
国土交通省は18日、老朽化で旧式ブレーキの反応が極端に鈍くなっていたのも
原因であるとして、全事業者に対し旧式ブレーキを使用している車両の運行を禁止した。
事故を起こした113系車両は、40年前の製造で延命工事をしているものの、非常に老朽
化が激しかったという。さらに、近年では小事故が多発していた。
国土交通省によれば、旧式ブレーキを用ている車両はJR西以外の会社では非常に少な
くなっており、安全性も高く手のかからない「電気指令式ブレーキ」になっている。
JR北海道・東海・九州では昨年度までに「電気指令式ブレーキ」車両へ更新済、東日本
では今年度までに、貨物では再来年までに更新を完了する。四国でも旧式ブレーキ車が
約60両残るが、使用を止め車両の更新を前倒すことを表明した。
大手私鉄各社では東武・阪急以外は来年度末までに更新完了、残る2社も3年後をめど
に更新を完了する。
中小・3セク各社も5-10年後をめどに全部更新を行ないたいとしている。
JR西日本ではまだ6割程度が旧式ブレーキの車両であり、今回の措置で列車が運行
できなるなど影響が出ることが必至だ。
JR東海社長謝罪 「異常を見抜けず、申し訳ない」
今回の事故は、大垣車両区で行なった検査で異常を見ぬけなかった当社のミスが原因
であり、大変申し訳ない。事故調査委員会を作り早急に原因の調査をしている。
補償等については誠実に対応いたします。
と、長尾秀和社長はコメントした。
JR西日本社長 「当社に責任ない」
異常を見ぬけなかった東海の責任であり、当社に責任ない。これ以上コメントすることは
ない。
と、矢野慎太郎社長はコメントした。