○九州の年間経済波及効果 福岡空港新設なら経済効果1.8倍、増設は1.5倍
福岡空港の過密化対策で、九州の年間経済波及効果について、国と福岡県、
福岡市でつくる連絡調整会議は、滑走路増設の場合は1兆1481億円、
新空港建設の場合は1兆3971億円 とする試算をまとめた。
現空港に比べて、それぞれ約1・5倍、約1・8倍で、雇用創出効果などと
併せて近く公表する。
滑走路が処理できる離着陸回数を基に、旅客数と貨物取扱量を算出した。
内訳は、増設の場合は運輸・通信業5606億円、サービス業2794億円
など、新設の場合は運輸・通信業6855億円、サービス業3384億円など。
ともに全体の8割近くを福岡県内での効果と見込んでいる。
事業費は増設約2000億円に対し、新設は約9200億円に上るが、波及
効果は新設の方が年間2490億円多い計算になる。
波及効果とは別に、年間の税収増加額を、増設の場合1200億円、新設は
1459億円と算定。雇用は現空港(5万1689人)に比べ、増設は
約2万4000人、新設は4万人余り多くなると試算している。
増設は、現空港の滑走路西側に地盤をかさ上げして二つめの滑走路を整備。
新設は、福岡県新宮町沿岸に滑走路2本を備えた新空港を建設する。国は
今年度中にどちらかに決める方針。
■ソース
読売ONLINE (
http://www.yomiuri.co.jp/ )[2008年10月11日 読売新聞]
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20081011-OYS1T00241.htm