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新案は、待機時間を短縮して処理能力を向上させるため、両滑走路の北端をそろえる。さらに、高さ制限にかからないよう、
新滑走路に盛り土をして地盤を数メートルほどかさ上げするとしている。
こうした措置により、新滑走路北側の買収面積が小さくなることから、事業費も抑制。増設3案の中で最も安価な
「西側210メートル案」の約2500億円よりも低く抑えられる見通し。
今後は、新案も含めた増設4案と玄界灘での新空港建設案について専門家会議で検証し、候補案を絞り込む。
同省は8月下旬にも福岡県、福岡市とつくる「福岡空港調査連絡調整会議」を開いて地元意見を集約した後、
本年度中に最終的な方向性を示す方針。
=2008/06/28付 西日本新聞朝刊=
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