新福岡空港建設是非論

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24名無しさん@お腹いっぱい。
■ 都心地価総額最大3兆円増 新福岡空港建設 高さ規制撤廃時 
 国交省が試算 容積率200%上積み

2010年代初頭には滑走路容量が限界に達するとされる福岡空港(福岡市博多区)
の過密問題で、国土交通省が海上への新空港建設でビルの高さ制限が撤廃され、
容積率が現行より200%上積みされた場合、同市都心部のJR博多駅周辺と天神
地区の地価総額が、最大で3兆円上昇するとの試算をまとめたことが5日明らか
になった。現状では空港が近接しているために都心部のビルの高さに制約が
あるが、試算は九州一の商業地が更に発展する可能性を示すものとして
論議を呼びそうだ。
試算は容積率が現在400〜800%となっている博多地区(博多駅前1.2.3丁目、
博多駅中央街、博多駅東2丁目)と天神地区(中央区天神1.2丁目)の計約
100ヘクタールを対象に実施。容積率が100%と200%上積みされた場合に、地価総額
が最大でどれほど上昇する可能性があるかを2パターンの計算方式で算出した。
それによると、容積率の上積みに対し、地価が単純比例で上昇する計算法の
場合、100%増で約2700億円、200%増で約5400億円の上昇効果があると試算。
地価が高い場所ほど上昇幅が大きくなる計算法を用いた場合、100%増で約9000億円
ー 約1兆3000億円、200%増で約2兆1000億円― 約3兆600億円に上ると試算した。

試算にはテナント料増加や売上増、就業人口増加分などの経済波及効果は
含まれておらず、それらを加味すると経済効果は更に膨らむと観られる。

= 西日本新聞 2008年1月6日 朝刊1面
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/08(木) 21:18:54 ID:k1D3UAlY0
◇新福岡空港による経済波及効果―

新空港が開港し、旅客、貨物量が増大する事によって、空港運送事業、経済の
消費関連産業などにおいて売上の増大が見込まれ、経済効果が波及する。
開港30年間における波及効果は、直接直接各部門売上(需要)額を増大させる
直接効果が約6兆4000億円、内生部門(中間投入部門への間接効果が約7兆3000
億円、さらに雇用者所得に回り、消費が増加する事で誘発される生産額を
示す消費効果は約1兆2000億円にのぼり、福岡県全体の波及効果は累計で
直接効果の約2.3倍にあたる約15兆円に達する。

また全国的な経済波及効果は直接効果の約3.3倍の約21兆2000億円と大きく
福岡県内のみならず全国に多くの効果をもたらす。
* 新空港の開港により、交通利便性による新空港周辺の試算価値の増加、
現空港周辺地域における騒音問題の解消、:都心部に及ぶ高さ制限区域の大幅な
縮小による土地の高度利用や市街地の一体的発展等、数値化できない
効果も大きい。

ーー新福岡空港調査会 新福岡空港基本構想 平成14年4月資料より
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/08(木) 21:23:07 ID:k1D3UAlY0
■ 福岡空港07年度6年ぶり発着14万回越す
過去2番目の多さ 乗降客数は減少

国土交通省大阪航空局福岡空港事務所は2日、福岡空港(福岡市博多区)
の2007年度の航空機発着回数が約14万2000回だったとの速報値を明らか
にした。ピークだった01年度(約14万3800回)についで2番目に多く、
14万回を超えたのは6年ぶり。

同空港の過密対策を検討している調査連絡調整会議(国、県、福岡市で構成)
は、年間滑走路処理容量を14万5000回とする需要予測を公表。
12年度には限界を超えるとも予測しており、07年度が14万回を上回った
事は今後の議論にも影響を与えそうだ。
同事務所によると、07年度の発着回数は国内線が約12万5000回、国際線が
約1万7000回。前年度より計約2800回増加した。14万回を超えたのは00年度
(約14万700回)を含めて3回になる。


804 :NASAしさん:2008/05/03(土) 12:06:33
同空港の発着回数は01年度まで右肩上がりで増加したが、航空自由化で
路線の減便や撤退を航空会社が従来より柔軟にできるようになった事も
あり、その後減少。04年度からは再び微増を続けている。増加要因は
航空機の中・小型化による多頻度運行の影響もあると見られるが、
同事務所は「さまざまな要因が複合的に絡んでおり、更に慎重に分析する
必要がある」としている。
一方07年度の乗降客数は約1783万人(速報値)で前年度比約30万人減。
国内線約1555万人、国際線約228万人。ピーク時の02年度(約1968万人
にと比べると約185万人少なくなっている。

ー西日本新聞 2008年5月3日