http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20080327ddlk43010632000c.html 都心結節検討委:新バスシステムを検討 合志と熊本の市中心部直結 /熊本
熊本市や県などで作る都心結節計画検討委員会(委員長・森田弘昭熊本副市長)が26日あり、
熊本電鉄の線路敷にバスを走らせて合志市方面と熊本市中心部を結ぶ新しい交通システムを検討
することになった。
熊本電鉄の熊本市の終点・藤崎宮前駅は、中心繁華街から約1キロ離れている。公共交通の利便性
を高めるため、委員会は熊本電鉄と熊本市電を結ぶ案などを検討していた。
国道3号や坪井川沿いの市道にレールを敷く案が出ていたが、渋滞激化や採算性などから実現は困難と
判断した。
新バスシステム案は、熊本電鉄のレールをはずしてバス専用道路として整備する。バスは一般の道路にも
乗り入れ、市中心部まで行けるようにする。
大型バスを2台連結して大勢の乗客を輸送するBRT(バス・ラピッド・トランジット)などが検討対象になる。
現行法では、一般車が走れないバス専用道路は、道路として認められず、整備に補助金が出ない可能性がある。
委員会は法的問題について国と協議し、採算性や具体的なルートについて議論する。
森田委員長は「できれば九州新幹線の全線開業までに整備したい。なるべく早く事業案を作りたい」と話している。
【伊藤奈々恵】
毎日新聞 2008年3月27日 地方版