53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
>比較をどれほど正確に出来るか?
できるよ。当時、東京、大阪、京都をはじめ主要都市では鉄道開業と一体化した都市計画を策定しており、
大量に人や物を運べる鉄道を呼び寄せて物流拠点を造ろうとしていたわけよ。それだけ公共交通の
威力を意識していたわけ。一方で、地方や単なる通過点となる地域では反対運動が活発だった。人力車夫の
反発もあったし。これらは地域内の既得権を意識するあまり、外から人や物をそれ以上に集められるということを
見落としていたわけだ。名古屋では目立った反発が起きていないがね。
> 鉄道を嫌って街から遠ざけたようなところもあるのに
これは単なる通過点になる場所での話しだね。主要都市では上記に述べたように歓迎ムードだった。名古屋は
当時から日本の主要都市という自負があった。その証拠に船舶拠点として遠浅の海を改良して大規模港計画(今の名古屋港)を
計画したね。しかし他都市は鉄道と海の両方に目を向けていたわけだ。結局、単なる通過点ではなく、物流拠点都市を
目指しておきながら名古屋は鉄道輸送を過小評価していたわけだ。
> これは国の事業でも市の 事業でもなく、寄付金で行われたものだ。
歴史上はそうなっているね。でもこれは区長が音頭をとって行ったのだよ。ただ当時の名古屋はそこまでカネはない。
そこで一般民(主に市内中心部東に住んでいた金持ち)に寄付を募ったんだよ。