規制緩和で営業台数が増加し続けてきたタクシー業界は景気低迷が続く地方で
苦しい経営を強いられている。この秋、新潟では老舗2社が倒産する事態に陥った。
タクシー業界を襲う不況の打開策として、行政はタクシーの再規制を検討し始め、
タクシー会社も多様なサービスで生き残りを模索している。
全国ハイヤー・タクシー連合会によると、平成19年3月末のタクシーの営業台数は
約27万3200台。規制緩和前の平成13年に比べ、約1万4000台増加し、
各地で競争が激化している。
昭和13年創業で、新潟県で最も古い「新潟タクシー」が11月末、倒産した。
負債総額は3億7000万円に上る。従業員向けの説明会で初めて会社の窮状を
知らされたベテラン運転手(68)は「寝耳に水だった。会社の対応はあまりに不誠実。
仲間の中には契約するガソリンスタンドで『倒産するみたいですね』と言われた者もいる」とこぼす。
新潟県内では、10月にも昭和15年創業の老舗「新潟相互タクシー」の倒産が
あったばかり。いずれもタクシー台数の増加、運賃の自由化、燃料費高騰などが
原因のようだ。
帝国データバンク新潟支店の関口光夫支店長は「大手タクシーは法人顧客が中心。
不景気による会社の経費節約で交通費が削減されている」と話す。
東京都内と都下ではタクシー会社が多過ぎる!
この平成大不況下で自然淘汰が始まるであろう!
当然にこれから全然稼げなくなるから! 覚悟しておけよ!