NHK沖縄2008年3月14日 18時42分更新
交通事故で民事・刑事判断逆4年前恩納村の国道でトラックと乗用車が衝突して乗用車を運転していた男性が死亡した事故をめぐり男性の
遺族らがトラック運転手らに損害賠償を求めていた裁判で那覇地方裁判所は警察の捜査で男性の過失とされた事故の責任についてトラック
側にあるというべきとして損害賠償を認める判決を出しました。
この事故は、平成16年4月、恩納村の国道58号線でトラックと乗用車が衝突して乗用車を運転していた82歳の男性が死亡したものです。
警察は業務上過失傷害の疑いで死亡した男性を書類送検しています。
死亡した男性の遺族は事故はトラックが乗用車を追い越そうとして対向車線にはみ出し、車線に戻ろうとした際に起きたとしてトラック運転手らに対し、裁判で損害賠償を求めていました。
一方、トラック側は警察の鑑定結果などをもとに乗用車がUターンをしようと急発進したため、さけきれずに衝突したものだと反論していました。
那覇地方裁判所の大野和明裁判官は判決のなかで衝突でできた車のへこみが浅いことなどから「トラック側の主張する事故はきわめて不合理。」とし、また、警察の
事故の鑑定結果についても、「その正確性は極めて疑問。」と指摘しました。
そのうえで、「事故の責任はトラック側にあるというべき」として3000万円あまりを遺族に支払うよう言い渡しました。
この判決について沖縄県警察本部は「事故については、適正な捜査を行っている。この裁判については係争中であり、コメントする立場にない」としています。
NHK岐阜2008年3月14日 20時32分更新
東名2人死亡事故 禁固4年
去年9月、愛知県岡崎市の東名高速道路で2人が死亡するなどした追突事故を起こした大型トラックの運転手に対して、名古屋地方裁判所岡崎支部は14日、禁固4年の判決を言い渡しました。
この事故は去年9月、岡崎市の東名高速道路の下り線で大型トラックが渋滞の列に突っ込んで乗用車1台が炎上し、夫婦2人が死亡したほか2人が軽いケガをしたもので、大型トラックを運転していた西尾市の市川修被告(57)が、自動車運転過失致死傷の罪に問われています。
判決で増田吉則裁判官は「職業運転手でありながら、居眠り運転で事故を起こしたのは悪質で責任は重大だ」として、禁固4年の判決を言い渡しました。
動画
http://www.ctv.co.jp/news/local/local.asx?id=14175 東名の2人死亡事故で、運転手に禁固4年更新時間:2008-03-14 19:34
昨年9月、愛知県岡崎市の東名高速道路で2人が死亡した事故の裁判で、名古屋地裁岡崎支部は14日、運転手に禁固4年の判決を言い渡した。
判決を受けた市川修被告(57)は昨年9月、岡崎市の東名高速下りで、大型トラックを運転中に渋滞中の車列に突っ込み、2人を死亡させた。
この日の判決で、名古屋地裁岡崎支部の増田則裁判官は「単なる前方不注視に比べ、重大で悪質な過失がある」と指摘し、市川被告に禁固4年の判決を言い渡した。