外環道整備:青梅ICめぐり賛否−−杉並・練馬区長、素案にコメント /東京
国土交通省と都が16日、東京外郭環状道路(外環道)の練馬区―世田谷区間16キロを地下方式、
インターチェンジ(IC)3カ所を整備する素案を示したことについて、
沿線の杉並、練馬の両区長はそれぞれコメントを発表した。
外環道と青梅街道をつなぐ青梅インターチェンジ(仮称)は交通量増加や環境問題で焦点となり、
素案では青梅街道北側から関越道方向への出入りのみに限った構造が示された。
これについて、山田宏杉並区長は「青梅街道ICは、従来どおり設置の必要性は低いと考えており、反対。
練馬区側に設置しても、生活道路への通過交通の流入や青梅街道の交通渋滞、善福寺池や
地下水脈への影響などを明らかにし、区民への説明責任を果たすべきだ」と批判するコメントを出した。
一方、志村豊志郎練馬区長は「大深度地下方式での整備方針は歓迎」とした上で、
青梅街道ICについて「外環本来の機能を発揮する上でも、フルICが必要。
今後の国、都との協議の中で、改めて主張していきたい」とコメントした。【渡辺暖】
9月17日朝刊(毎日新聞)