番組を見てわかったが、新潟市は政令指定都市が確実ではあるが、それにあぐらをかくことなく、常に危機意識を持って都市開発を進めている事だ。
2010年問題についても出演者は真剣に議論していた。
北陸3県、長野はここまで考えているだろうか?
このような地道な努力と心掛けが国からの評価、そして北信越・北陸州都獲得につながる。
更に篠田市長は「もし新潟市が政令指定都市でなかったら、どんな道州制になっても99%州都にはなれないだろう」と言っている。
これは新潟市は州都をめざすなら政令指定都市になる事が必須と言うことだ。
裏を返せば「新潟市は州都を目指すべきだ」と言う事になる。
実際番組では、「州都になれれば一番いい」と言っていた。
市長は自分の立場ゆえ発言できないとの姿勢だった。
むしろ新潟州都論に水をさし、「州都は大都市でなくてもいい、長岡州都論、福井が北陸か?」だのグダグダと、ノウガキをたれたのは、新潟商工会議所の威勢のよい、光り輝くハゲ頭のオヤジさんだ。
番組を見てて気が付いたが、市長はその立場上思う事をすぐその場で押し通す事はできなかったと思う。
それゆえ、いままで出てきた上越州都論等、各種構想を中立的に述べるに留めたように見えた。
しかし2010年問題を考えると新潟が生き残るためには、何としても州都になる必要がある。
政令指定都市化はそのための絶対必要条件であると考えるべきだ。
だからこそ、篠田市長は慎重に周辺市町村との合併に取り組んだ。
また、周辺市町村も真剣に未来を考えたからこそ利害対立をせず、編入合併に協力的だった。
これが、富山、金沢等、北信越他都市とは決定的に異なる点だ。
ただ、はっきり言える事は、今回の総務省の発表とは違い、「東京都」だけは独立地区となる事は間違いないと見た。
そして、大都市が同一エリアに多数存在する州割も無いと思う。
最後に何と言っても「新潟空港への新幹線乗り入れの重要性」だ。
今後の総務省の発表を待とう。